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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回)
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構造式:

ウイルス学的反応(HIV RNA <400copies/mL)
が認められた割合(48週時)
PI耐性変異数1
試験8889)
試験765
試験95710)
(試験開始時) (1種類のPI治療 (1種類のPI治療 (複数のPI治療経
経験者2、NNRTI 経験者3、NNRTI 験者4、NNRTI未
未経験者)n=130 未経験者)n=56
経験者)n=50
0~2
76/103(74%)
34/45(76%)
19/20(95%)
3~5
13/26(50%)
8/11(73%)
18/26(69%)
6以上
0/1(0%)
N/A
1/4(25%)

試験802における耐性変異数とウイルス学的反応の関係は次の通
一般的名称:リトナビル(Ritonavir)
[JAN]

り。耐性変異数が3以上の場合の成人1日1回投与のデータは少な

化学名:
(+)-5-thiazolylmethyl[
(αS )-α-[
(1S ,3S )

い。
[7.1参照]
ウイルス学的反応(HIV RNA <50copies/mL)
が認められた割合(48週時)
PI耐性変異数1
(試験開始時)
治療経験者5
治療経験者6
LPV/r QD+NRTIs n=268 LPV/r BID+NRTIs n=264
0~2
167/255(65%)
154/250(62%)
3~5
4/13(31%)
8/14(57%)
6以上
N/A
N/A
1.本分析で検討した置換には、L10F/I/R/V、K20M/N/R、L24I、L33F、
M36I、I47V、G48V、I54L/T/V、V82A/C/F/S/T、I84Vが含まれる
2.IDV43%、NFV42%、RTV10%、SQV15%
3.IDV41%、NFV38%、RTV4%、SQV16%
4.IDV86%、NFV54%、RTV80%、SQV70%
5.N NRTI投与経験者88%、PI投与経験者47%(NFV24%、IDV19%、
ATV13%)
6.N NRTI投与経験者81%、PI投与経験者45%(NFV20%、IDV17%、
ATV13%)

-1-hydroxy-3-[
(2S )-2-[3-[
(2-isopropyl-4-thiazolyl)
methyl]-3-methylureido]-3-methylbutyramido]
-4-phenylbutyl]phenethyl]carbamate

分子式:C37H48N6O5S2
分子量:720.94


状:白色~淡黄褐色の粉末で、柔らかい塊を含むこともある。

構造式:

18.3.3 HIVプロテアーゼ阻害薬(PI)既使用例における抗ウイル
ス作用

ロピナビルに対するin vitro 感受性低下の臨床的意義を検討す

20. 取扱い上の注意

るため、複数のPIによる治療にもかかわらず血中HIV RNA量

ボトル開封後は湿気を避けて保存すること(高湿度において外観

が1,000 copies/mLを超えた患者56名に対し本剤を投与し、ウ

の変化が認められるおそれがある)


イルスの遺伝子型と表現型を評価した。開始時に分離した56株

22. 包装

に対するロピナビルのEC50は、野性株に対するEC50の0.5~96倍

120錠[瓶、バラ]

であった。48週間にわたり本剤、エファビレンツ及びヌクレオ
シド系逆転写酵素阻害薬を投与した後、血中HIV RNA量が400

23. 主要文献

copies/mL以下となった患者は、開始時ロピナビル感受性が10倍

1)
Molla, A., et al.:Virology. 1998;250:255-262

以下、10倍超~40倍未満、及び40倍以上の患者群でそれぞれ93%

2)
Kumar, GN., et al.:Drug Metab. Dispos. 1999;27:86-91

(25/27)、73%(11/15)、25%(2/8)であった。また、これら開

3)
Kumar, GN., et al.:Drug Metab. Dispos. 1999;27:902-908

始時ロピナビル感受性患者群で血中のHIV RNA量が50 copies/

4)
Peng, JZ., et al.:J. Clin. Pharmacol. 2006;46:265-274

mL以下となった患者は、それぞれ81%(22/27)、60%(9/15)、

5)
Patterson, KB., et al.:J. Acquir. Immune. Defic.

25%(2/8)であった。

Syndr. 2013;63:51-58

18.3.4 本剤投与中の耐性ウイルスの選択

6)
Murphy, RL., et al.:HIV Clin. Trials. 2008;9:1-10

227例の抗レトロウイルス療法未経験者及びHIVプロテアーゼ阻

7)
Saez-Llorens, X., et al.:Pediatr. Infect. Dis. J. 2003;

害薬(PI)既使用例を対象にした第Ⅱ相臨床試験では、12~100

22:216-223

週間にわたり本剤を服用した後にウイルス量が定量可能(>400

8)
Sham, HL., et al.:Antimicrob. Agents Chemother.

copies/mL)であった患者のうち4例の分離株は、試験開始時の

1998;42:3218-3224

分離株に比べ、ロピナビルに対する感受性が著しく低下してい

9)
Pollard, RB., et al.:7th Int. Cong. Drug Ther. HIV.

た。試験開始時におけるこれら患者4例すべての分離株には、PI

2004:7:Abstract PL 3.2

耐性に関連する変異が少なくとも4箇所認められた。また、ウイ

10)
Kempf, DJ., et al.:Antivir. Ther. 2002;7:165-174

ルスリバウンド後では、全ての分離株で変異数が増加しており、

24. 文献請求先及び問い合わせ先

PI耐性に関連する変異も含まれていた。しかし、現時点ではデー

アッヴィ合同会社

タが不十分なため本剤投与患者における変異パターンがロピナビ

〒108-0023

ルによるものかどうかは同定できていない。
[7.1参照]

フリーダイヤル

19. 有効成分に関する理化学的知見

0120-587-874

26. 製造販売業者等

一般的名称:ロピナビル(Lopinavir)
[JAN]

26.1 製造販売元

化学名:
(-)-(2S )-N-{
(1S ,3S ,4S )-1-benzyl-4-[2(2,6-dimethylphenoxy)acetylamino]-3-hydroxy-5phenylpentyl}-3-methyl-2-(2-oxotetrahydropyrimidin-1-yl)
butyramide
分子式:C37H48N4O5
分子量:628.80


くすり相談室

東京都港区芝浦3-1-21

状:白色~淡黄褐色の粉末で、柔らかい塊を含むこともある。

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