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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回)
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11. 副作用

皮膚

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常

2%以上

が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1 重大な副作用



11.1.1 高血糖、糖尿病(いずれも頻度不明)
高血糖、糖尿病及び糖尿病の悪化があらわれることがある。HIV
プロテアーゼ阻害薬にて治療中の患者に糖尿病、糖尿病の悪化及

呼吸器

び高血糖があらわれたとの報告がある。一部の例ではインスリン
又は経口糖尿病薬の投与開始や用量調節が必要となった。一部で

感覚器

は糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれている。HIVプロテアー
ゼ阻害薬を中止した例の一部では、高血糖が持続した。
[8.2参照]

泌尿器・
生殖器

11.1.2 膵炎(頻度不明)
嘔気、嘔吐、腹痛等の臨床症状や血清リパーゼ、アミラーゼ、ト
リグリセリド等の検査値異常があらわれた場合は膵炎を疑うこ

本剤の吸収に影響を与えるおそれがあるので、本剤を噛んだり砕

洞徐脈、洞停止、房室ブロックがあらわれることがある。

いたりせずそのまま服用すること。

11.1.6 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:
TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅

15. その他の注意

斑(いずれも頻度不明)

15.1 臨床使用に基づく情報

11.2 その他の副作用

肝臓

肝機能検査異
常、ビリルビ
ン値上昇
血液
血小板減少、
好中球減少
代 謝 ・ 栄 総コレステロ

ール上昇、ト
リグリセリド
上昇、ナトリ
ウム低下、ナ
トリウム上昇
内分泌系

筋骨格
精神神経






2%未満
頻度不明
無力症、疼痛、背部痛、胸痛、悪 体脂肪の再分
寒、嚢胞、浮腫、末梢性浮腫、顔 布 / 蓄 積 ( 胸
面浮腫、発熱、インフルエンザ、 部、体幹部の
倦怠感、ウイルス感染、細菌感染、脂肪増加、末
過敏症、肥大、薬物過敏症、免疫 梢部の脂肪減
再構築症候群、四肢痛、顔面腫脹 少、野牛肩)
深部静脈血栓症、高血圧、心悸亢
進、血栓性静脈炎、血管炎、血管
障害、心房細動、起立性低血圧、

静脈瘤、心筋梗塞、血管拡張、狭
心症、三尖弁閉鎖不全症
消化不良、食欲不振、胆嚢炎、便
秘、口内乾燥、嚥下障害、腸炎、
おくび、食道炎、大便失禁、胃炎、
胃腸炎、出血性腸炎、食欲亢進、
唾液腺炎、口内炎、潰瘍性口内炎、

異常便、腹部膨満感、小腸炎、歯
周炎、胆管炎、上腹部痛、リパー
ゼ上昇、腹部不快感、下腹部痛、
十二指腸炎、胃潰瘍、胃食道逆流
性疾患、痔核、直腸出血
黄疸、肝腫大

貧血、白血球減少症、リンパ節症、
脾腫、ヘモグロビン減少
ビタミン欠乏症、脱水、耐糖能低
下、乳酸性アシドーシス、肥満、
体重減少、血中尿酸上昇、無機リ
ン低下、CK上昇

クッシング症候群、甲状腺機能低
下、女性型乳房、乳房腫大
筋肉痛、関節痛、骨関節炎、骨壊死
不眠、異夢、激越、健忘、不安、
運動失調、錯乱状態、抑うつ、浮
動性めまい、回転性めまい、ジス
キネジア、感情不安定、脳症、緊
張亢進、リビドー減退、神経過
敏、ニューロパチー、末梢性ニュ
ーロパチー、感覚異常、末梢神経
炎、傾眠、思考異常、振戦、無感
情、脳梗塞、痙攣、顔面神経麻痺、
片頭痛、錐体外路症状、失見当識、
気分動揺、平衡障害



14.1 薬剤交付時の注意

11.1.5 徐脈性不整脈(頻度不明)

下痢、嘔気、
腹痛、嘔吐、
アミラーゼ上
昇、鼓腸



14. 適用上の注意

11.1.4 肝機能障害、肝炎(いずれも頻度不明)

消化器



本剤の蛋白結合率が高いため、透析による除去効果は低い。

な処置を行うこと。
[9.1.1参照]







13.1 処置

出血事象があらわれた場合には血液凝固因子を投与するなど適切

循環器



頻度不明

13. 過量投与

と。
[8.3参照]
11.1.3 出血傾向(頻度不明)

2%以上
全身症状 頭痛



2%未満
発疹、ざ瘡、脱毛、皮膚乾燥、剥
脱性皮膚炎、せつ腫症、斑状丘疹
性皮疹、爪疾患、そう痒、良性皮
膚腫瘍、皮膚変色、多汗症、湿疹、
脂漏、皮膚潰瘍、蜂巣炎、毛包炎、
脂肪腫症、アレルギー性皮膚炎、
特発性毛細血管炎、皮膚肥厚
呼吸困難、肺水腫、副鼻腔炎、咽
頭炎、喘息、鼻炎、気管支炎、気
管支肺炎
視覚障害、眼疾患、中耳炎、味覚
異常、耳鳴、聴覚過敏
射精障害、男性性腺機能低下、腎
結石、尿異常、腎炎、無月経、会
陰膿瘍、血尿、尿臭異常、月経過
多、クレアチニンクリアランス低下

HIVプロテアーゼ阻害薬(特に逆転写酵素阻害薬との併用例にお
いて)によりCK上昇、筋肉痛、筋炎、まれに横紋筋融解症を発
現したとの報告がある。
15.2 非臨床試験に基づく情報
長期がん原性試験で、最大耐量(通常用量 ロピナビル・リトナビ
ル400/100mg1日2回投与のヒトにおけるロピナビルの曝露量のほ
ぼ2倍)を投与したマウスで肝腫瘍の軽度の増加が認められている。

16. 薬物動態
16.1 血中濃度

16.1.1 反復投与

〈HIV陽性患者〉

ロピナビル・リトナビル400mg・100mg BIDを投与したHIV陽性
患者におけるロピナビルの定常期血中濃度は、リトナビル濃度の
15~20倍であった。
(ロピナビルの各パラメータ:AUC=160μg・
hr/mL、C max=9.58±4.41μg/mL、C min=3.83±3.44μg/mL、
T max=3±2hr、T 1/2=平均5~6時間、見かけの経口クリアランス
(CL/F)=6.4±4.4L/hr)リトナビルの血中濃度は、リトナビル
600mg BIDを投与した場合の血中濃度の7%未満であった。ロピ

ナビルのin vitro EC50は、リトナビルの約10分の1である。

HIV陽性成人患者21名に対し、ロピナビル・リトナビル400mg・
100mgを1日2回、3~4週間にわたり投与した場合のロピナビルと



リトナビルの定常状態血中濃度の平均値を下図に示す。







ロピナビル・リトナビルの錠剤2錠(1錠あたり200mg・50mg)
投与で得られる血中濃度は食後投与のロピナビル・リトナビルカ
プセル剤3カプセル(1カプセルあたり133mg・33mg)と同等で
あり、薬物動態に差は認められなかった(外国人データ)。

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