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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回) |
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構造式:
22. 包装
30錠[瓶、バラ]
図3
23. 主要文献
試験247における症状の進行度
1)
Kumar, G. N., et al.:J. Pharmacol. Exp. Ther. 1996;
本 剤 投 与 群( 5 4 1 例 )に お け る主 な 有 害 事 象 は 、下 痢 2 8 7 例
277:423-431
(53.0%)
、嘔気275例(50.8%)
、嘔吐152例(28.1%)
、口周囲感覚
異常139例(25.7%)
、手足の感覚異常103例(19.0%)等であった。
17.3 その他
1528-1533
3)
Kempf, D. J., et al.:Proc. Natl. Acad. Sci. 1995;92:
17.3.1 心電図に対する影響
健康成人45例にリトナビルのカプセル剤400mgBIDを3日間(4回)
投与したときのQTcF間隔変化の最大平均値(及び95%上限信頼
2484-2488
4)
Gulnik, S. V., et al.:Biochemistry 1995;34:9282-9287
5)
Molla, A., et al.:Nature Med. 1996;2:760-766
限界値)は5.5(7.6)msecであった。QTcF間隔がベースライン
6)
Schmit, J.-C., et al.:AIDS 1996;10:995-999
から60msec以上変化したか500msecを超えた例はなかった。ま
た、3日目において軽度のPR間隔延長が認められた。最大PR間
24. 文献請求先及び問い合わせ先
隔は252msecであった(外国人データ)
。
[9.1.2、10.2参照]
アッヴィ合同会社
18. 薬効薬理
〒108-0023
本剤は、HIV-1及びHIV-2のプロテアーゼの活性を競合的に阻害
くすり相談室
東京都港区芝浦3-1-21
フリーダイヤル
18.1 作用機序
0120-587-874
26. 製造販売業者等
し、HIVプロテアーゼによるgag-pol 蛋白質前駆体の産生を抑制す
26.1 製造販売元
ることで抗ウイルス作用を示す。X線結晶解析で、本剤は基質遷
移状態アナログとしてHIVアスパルティックプロテアーゼの活性
部位Asp-Thr-Gly配列に直接的に結合することが示されている3)。
本剤は、HIVプロテアーゼに対する選択的親和性を有し、ヒトの
アスパルティックプロテアーゼに対してはほとんど阻害作用を示
さない。
18.2 抗ウイルス作用
ヒトTリンパ球細胞株(MT-4)における本剤のHIV-1分離株
(IIIB、MN、RF、TR17)及びHIV-2分離株(MS)に対するIC50
値は、それぞれ0.014~0.108μM及び0.242μMであった。HIV感
染者の末梢血リンパ球を用いp24抗原産生阻害を指標にしたIC 50
は、0.015~0.153μMであり、同様の本剤によるHIV-1感染の阻
害が認められた。
また、患者13人より分離された臨床分離株の平均IC50は、0.022μM
であった(in vitro )
。
18.3 薬剤耐性
HIV逆転写酵素阻害薬AZT耐性株に対し、本剤は感受性を示し、
交差耐性は認められなかった。本剤への耐性は、ウイルス・プロ
テアーゼ遺伝子の共通塩基配列Bによって規定されるアミノ酸の
うち、主としてI84VとV82Fの変異により生じる。I84Vの変異で
は、IC90が約10倍、V82Fでは約4倍増加した。V82部位の変異頻
度は10-4と計算されている(in vitro )4)~6)。
19. 有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:リトナビル(Ritonavir)
[JAN]
化学名:
(+)-5-thiazolylmethyl[
(αS )-α-[
(1S ,3S )
-1-hydroxy-3-[
(2S )-2-[3-[
(2-isopropyl-4-thiazolyl)
methyl]-3-methylureido]-3-methylbutyramido]
-4-phenylbutyl]phenethyl]carbamate
分子式:C37H48N6O5S2
分子量:720.94
性
2)
Danner, S. A., et al.:N. Engl. J. Med. 1995;333:
状:白色~淡黄褐色の粉末で、柔らかい塊を含むこともある。
-7-
22. 包装
30錠[瓶、バラ]
図3
23. 主要文献
試験247における症状の進行度
1)
Kumar, G. N., et al.:J. Pharmacol. Exp. Ther. 1996;
本 剤 投 与 群( 5 4 1 例 )に お け る主 な 有 害 事 象 は 、下 痢 2 8 7 例
277:423-431
(53.0%)
、嘔気275例(50.8%)
、嘔吐152例(28.1%)
、口周囲感覚
異常139例(25.7%)
、手足の感覚異常103例(19.0%)等であった。
17.3 その他
1528-1533
3)
Kempf, D. J., et al.:Proc. Natl. Acad. Sci. 1995;92:
17.3.1 心電図に対する影響
健康成人45例にリトナビルのカプセル剤400mgBIDを3日間(4回)
投与したときのQTcF間隔変化の最大平均値(及び95%上限信頼
2484-2488
4)
Gulnik, S. V., et al.:Biochemistry 1995;34:9282-9287
5)
Molla, A., et al.:Nature Med. 1996;2:760-766
限界値)は5.5(7.6)msecであった。QTcF間隔がベースライン
6)
Schmit, J.-C., et al.:AIDS 1996;10:995-999
から60msec以上変化したか500msecを超えた例はなかった。ま
た、3日目において軽度のPR間隔延長が認められた。最大PR間
24. 文献請求先及び問い合わせ先
隔は252msecであった(外国人データ)
。
[9.1.2、10.2参照]
アッヴィ合同会社
18. 薬効薬理
〒108-0023
本剤は、HIV-1及びHIV-2のプロテアーゼの活性を競合的に阻害
くすり相談室
東京都港区芝浦3-1-21
フリーダイヤル
18.1 作用機序
0120-587-874
26. 製造販売業者等
し、HIVプロテアーゼによるgag-pol 蛋白質前駆体の産生を抑制す
26.1 製造販売元
ることで抗ウイルス作用を示す。X線結晶解析で、本剤は基質遷
移状態アナログとしてHIVアスパルティックプロテアーゼの活性
部位Asp-Thr-Gly配列に直接的に結合することが示されている3)。
本剤は、HIVプロテアーゼに対する選択的親和性を有し、ヒトの
アスパルティックプロテアーゼに対してはほとんど阻害作用を示
さない。
18.2 抗ウイルス作用
ヒトTリンパ球細胞株(MT-4)における本剤のHIV-1分離株
(IIIB、MN、RF、TR17)及びHIV-2分離株(MS)に対するIC50
値は、それぞれ0.014~0.108μM及び0.242μMであった。HIV感
染者の末梢血リンパ球を用いp24抗原産生阻害を指標にしたIC 50
は、0.015~0.153μMであり、同様の本剤によるHIV-1感染の阻
害が認められた。
また、患者13人より分離された臨床分離株の平均IC50は、0.022μM
であった(in vitro )
。
18.3 薬剤耐性
HIV逆転写酵素阻害薬AZT耐性株に対し、本剤は感受性を示し、
交差耐性は認められなかった。本剤への耐性は、ウイルス・プロ
テアーゼ遺伝子の共通塩基配列Bによって規定されるアミノ酸の
うち、主としてI84VとV82Fの変異により生じる。I84Vの変異で
は、IC90が約10倍、V82Fでは約4倍増加した。V82部位の変異頻
度は10-4と計算されている(in vitro )4)~6)。
19. 有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:リトナビル(Ritonavir)
[JAN]
化学名:
(+)-5-thiazolylmethyl[
(αS )-α-[
(1S ,3S )
-1-hydroxy-3-[
(2S )-2-[3-[
(2-isopropyl-4-thiazolyl)
methyl]-3-methylureido]-3-methylbutyramido]
-4-phenylbutyl]phenethyl]carbamate
分子式:C37H48N6O5S2
分子量:720.94
性
2)
Danner, S. A., et al.:N. Engl. J. Med. 1995;333:
状:白色~淡黄褐色の粉末で、柔らかい塊を含むこともある。
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