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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回) |
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薬剤名等
クラリスロマイシン
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
腎機能障害のある患者では 本剤がCYP3Aによる
クラリスロマイシンの血中濃 これら薬剤の代謝を競
度が上昇するおそれがある。合的に阻害するため。
これら薬剤の血中濃度が上
シクロスポリン
昇するおそれがある。治療
タクロリムス水和物
エベロリムス
域のモニタリングを行うこ
とが望ましい。
トラゾドン塩酸塩
トラゾドンの血中濃度が上
昇し、副作用が発現しやす
くなるおそれがある。トラゾ
ドンの減量を考慮すること。
フルチカゾンプロピオ これら薬剤の血中濃度が上
ン酸エステル
昇するおそれがある。これ
ブデソニド
ら薬剤との併用において、
トリアムシノロンアセ クッシング症候群、副腎皮
トニド
質機能抑制等が報告されて
いるので、併用は治療上の
有益性がこれらの症状発現
の危険性を上回ると判断さ
れる場合に限ること。
フェンタニル
フェンタニルの血中濃度が
フェンタニルクエン酸塩 上昇し、副作用が発現しや
すくなるおそれがある。副
作用(呼吸抑制等)に対す
る十分なモニタリングを行
うことが望ましい。
イブルチニブ
これら薬 剤の 血 中 濃 度 が
エンコラフェニブ
上昇し、副作用が増強され
るおそれがある。本剤から
CYP3A阻害作用のない薬
剤への代替を考慮すること。
やむを得ず併用する際には、
これら薬剤の減量を考慮す
るとともに、患者の状態を
慎重に観察し、副作用の発
現に十分注意すること。
** ベネトクラクス
ベネトクラクスの再発又は
*
〈再発又は難治性の慢性 難治性の慢性リンパ性白血
リンパ性白血病(小リン 病(小リンパ球性リンパ腫
パ球性リンパ腫を含む)を含む)の維持投与期又は
の維持投与期、急性骨 急性骨髄性白血病に対して
髄性白血病〉
ベネトクラクス投与中に本
剤を併用した場合、ベネト
クラクスの副作用が増強さ
れるおそれがあるので、ベ
ネトクラクスを減量すると
ともに、患者の状態を慎重
に観察し、副作用の発現に
十分注意すること。
アパルタミド
アパルタミドの血中濃度が 本剤がCYP3Aによる
上昇し、副作用が増強され アパルタミドの代謝
るおそれがある。
を競合的に阻害する
また、本剤の血中濃度が減 ため。
少するおそれがある。本剤 また、アパルタミド
からCYP3A阻害作用のない がCYP3Aを誘導する
薬剤への代替を考慮するこ ため。
と。やむを得ず併用する際
には、アパルタミドの減量
を考慮するとともに、患者
の状態を慎重に観察し、副
作用の発現や本剤の効果の
減弱に十分注意すること。
アミオダロン塩酸塩
これら薬剤の血中濃度が上 本剤が肝薬物代謝酵
ベプリジル塩酸塩水和物 昇するおそれがある。血中 素によるこれら薬剤
リドカイン塩酸塩
濃度のモニタリングを行う の代謝を競合的に阻
キニジン硫酸塩水和物 ことが望ましい。
害するためと考えら
フレカイニド酢酸塩
れている。
プロパフェノン塩酸塩
ジゴキシン
ジゴキシンの血中濃度が上 リトナビルのP-gp阻
昇するおそれがある。血中 害作用によるものと
濃度のモニタリングを行う 考えられている。
ことが望ましい。
アファチニブマレイン アファチニブの血中濃度が
酸塩
上昇し、副作用が発現しや
すくなるおそれがある。本
剤はアファチニブと同時か
アファチニブ投与後に投与
すること。
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
ロスバスタチンカルシ ロスバスタチンの血中濃度 主としてロピナビル
ウム
が上昇し、ロスバスタチン のOATP1B1阻害作
の副作用が発現しやすくな 用によるものと考え
るおそれがある。
られている。リトナ
ビルのBCRP阻害作
用も関与している可
能性がある。
グレカプレビル・ピブ グレカプレビル及びピブレ 本 剤 の O A T P 1 B 、
レンタスビル
ンタスビルの血中濃度が上 P-gp 又はBCRP阻害
昇するおそれがある。
作用によるものと考
えられる。
セイヨウオトギリソウ 本剤の代謝が促進され血中 セイヨウオトギリソウ
(St. John's Wort、セ 濃度が低下するおそれがあ により誘導された肝薬
ント・ジョーンズ・ワ るので、本剤投与時はセイ 物代謝酵素(チトクロ
ート)含有食品
ヨウオトギリソウ含有食品 ームP450)が本剤の
を摂取しないよう注意する 代謝を促進し、クリア
こと。
ランスを上昇させるた
めと考えられている。
リファンピシン
本剤の血中濃度が低下し、 これら薬剤がCYP3A
[16.7.2参照]
治療効果を減弱させるおそ を誘導するため。
れがある。併用はなるべく
避けること。
カルバマゼピン
ロピナビルの血中濃度が低
フェノバルビタール
下するおそれがある。
デキサメタゾン
[7.2参照]
フェニトイン
ロピナビル及びフェニトイ 相互に肝薬物代謝酵
[7.2参照]
ンの血中濃度が低下するお 素を誘導するためと
それがある。
考えられている。
ワルファリンカリウム ワルファリンの血中濃度に 肝薬物代謝酵素の関
影響を与えることがある。 与が考えられるが機
INRのモニタリングを行う 序不明。
ことが望ましい。
エルバスビル
エルバスビルの血中濃度が
上昇したとの報告がある。
エチニルエストラジオ これら薬剤の血中濃度が低 本剤がこれら薬剤の
ール
下するおそれがある。
肝薬物代謝酵素を誘
エストラジオール安息 エストロゲンをベースとす 導するためと考えら
香酸エステル
る避妊剤と併用する場合は、れている。
[16.7.2参照]
他の避妊法に変更するか避
妊法を追加する必要がある。
ラモトリギン
これら薬剤の血中濃度が低 本剤がグルクロン酸
バルプロ酸ナトリウム 下するおそれがある。
抱合を促進するため
[16.7.2参照]
と考えられている。
メサドン塩酸塩
機序不明
[16.7.2参照]
PR間隔を延長させる薬剤 PR間隔が延長するおそれ 本剤は軽度の無症候
ベラパミル塩酸塩
がある。
性PR間隔の延長が認
アタザナビル硫酸塩 等
められている。
[9.1.2、17.3.1参照]
ジドブジン
これら薬剤の血中濃度を低 本剤がグルクロン酸
アバカビル硫酸塩
下させるおそれがある。臨 抱合を誘導するため
床的な影響は不明である。 と考えられている。
テノホビル
テノホビルの血中濃度が上 機序不明
昇し、腎機能障害等の副作
用があらわれやすくなるお
それがある。
マラビロク
マラビロクの血中濃度が上 本剤がCYP3Aにおけ
[16.7.2参照]
昇するおそれがある。
るこれら薬剤の代謝
リルピビリン塩酸塩
リルピビリンの血中濃度が を競合的に阻害する
上昇したとの報告がある。 ため。
リルピビリンの用量調節の
必要性は認められていない。
ネルフィナビル
ネルフィナビルの血中濃度 本剤がCYP3Aにおけ
[7.2、16.7.2、16.7.3 が上昇するおそれがある。 るネルフィナビルの
参照]
ロピナビルの血中濃度が低 代謝を競合的に阻害
下するおそれがある。
するため。
ロピナビル血中濃度
低下の機序は不明。
ネビラピン
ロピナビルの血中濃度が低 これら薬剤がCYP3A
エファビレンツ
下するおそれがある。
を誘導するため。
[7.2、16.7.2、16.7.3
参照]
エトラビリン
エトラビリンの血中濃度が リトナビルの肝薬物
低下したとの報告がある。 代謝酵素誘導作用に
エトラビリンの用量調節の よるものと考えられ
必要性は認められていない。ている。
ホスアンプレナビル
アンプレナビルの血中濃度 肝薬物代謝酵素の関
[7.2、16.7.3参照]
が低下するおそれがある。 与が考えられるが機
併用に関する推奨用量は確 序不明。
立されていない。
-3-
※経口剤は国内未発売
クラリスロマイシン
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
腎機能障害のある患者では 本剤がCYP3Aによる
クラリスロマイシンの血中濃 これら薬剤の代謝を競
度が上昇するおそれがある。合的に阻害するため。
これら薬剤の血中濃度が上
シクロスポリン
昇するおそれがある。治療
タクロリムス水和物
エベロリムス
域のモニタリングを行うこ
とが望ましい。
トラゾドン塩酸塩
トラゾドンの血中濃度が上
昇し、副作用が発現しやす
くなるおそれがある。トラゾ
ドンの減量を考慮すること。
フルチカゾンプロピオ これら薬剤の血中濃度が上
ン酸エステル
昇するおそれがある。これ
ブデソニド
ら薬剤との併用において、
トリアムシノロンアセ クッシング症候群、副腎皮
トニド
質機能抑制等が報告されて
いるので、併用は治療上の
有益性がこれらの症状発現
の危険性を上回ると判断さ
れる場合に限ること。
フェンタニル
フェンタニルの血中濃度が
フェンタニルクエン酸塩 上昇し、副作用が発現しや
すくなるおそれがある。副
作用(呼吸抑制等)に対す
る十分なモニタリングを行
うことが望ましい。
イブルチニブ
これら薬 剤の 血 中 濃 度 が
エンコラフェニブ
上昇し、副作用が増強され
るおそれがある。本剤から
CYP3A阻害作用のない薬
剤への代替を考慮すること。
やむを得ず併用する際には、
これら薬剤の減量を考慮す
るとともに、患者の状態を
慎重に観察し、副作用の発
現に十分注意すること。
** ベネトクラクス
ベネトクラクスの再発又は
*
〈再発又は難治性の慢性 難治性の慢性リンパ性白血
リンパ性白血病(小リン 病(小リンパ球性リンパ腫
パ球性リンパ腫を含む)を含む)の維持投与期又は
の維持投与期、急性骨 急性骨髄性白血病に対して
髄性白血病〉
ベネトクラクス投与中に本
剤を併用した場合、ベネト
クラクスの副作用が増強さ
れるおそれがあるので、ベ
ネトクラクスを減量すると
ともに、患者の状態を慎重
に観察し、副作用の発現に
十分注意すること。
アパルタミド
アパルタミドの血中濃度が 本剤がCYP3Aによる
上昇し、副作用が増強され アパルタミドの代謝
るおそれがある。
を競合的に阻害する
また、本剤の血中濃度が減 ため。
少するおそれがある。本剤 また、アパルタミド
からCYP3A阻害作用のない がCYP3Aを誘導する
薬剤への代替を考慮するこ ため。
と。やむを得ず併用する際
には、アパルタミドの減量
を考慮するとともに、患者
の状態を慎重に観察し、副
作用の発現や本剤の効果の
減弱に十分注意すること。
アミオダロン塩酸塩
これら薬剤の血中濃度が上 本剤が肝薬物代謝酵
ベプリジル塩酸塩水和物 昇するおそれがある。血中 素によるこれら薬剤
リドカイン塩酸塩
濃度のモニタリングを行う の代謝を競合的に阻
キニジン硫酸塩水和物 ことが望ましい。
害するためと考えら
フレカイニド酢酸塩
れている。
プロパフェノン塩酸塩
ジゴキシン
ジゴキシンの血中濃度が上 リトナビルのP-gp阻
昇するおそれがある。血中 害作用によるものと
濃度のモニタリングを行う 考えられている。
ことが望ましい。
アファチニブマレイン アファチニブの血中濃度が
酸塩
上昇し、副作用が発現しや
すくなるおそれがある。本
剤はアファチニブと同時か
アファチニブ投与後に投与
すること。
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
ロスバスタチンカルシ ロスバスタチンの血中濃度 主としてロピナビル
ウム
が上昇し、ロスバスタチン のOATP1B1阻害作
の副作用が発現しやすくな 用によるものと考え
るおそれがある。
られている。リトナ
ビルのBCRP阻害作
用も関与している可
能性がある。
グレカプレビル・ピブ グレカプレビル及びピブレ 本 剤 の O A T P 1 B 、
レンタスビル
ンタスビルの血中濃度が上 P-gp 又はBCRP阻害
昇するおそれがある。
作用によるものと考
えられる。
セイヨウオトギリソウ 本剤の代謝が促進され血中 セイヨウオトギリソウ
(St. John's Wort、セ 濃度が低下するおそれがあ により誘導された肝薬
ント・ジョーンズ・ワ るので、本剤投与時はセイ 物代謝酵素(チトクロ
ート)含有食品
ヨウオトギリソウ含有食品 ームP450)が本剤の
を摂取しないよう注意する 代謝を促進し、クリア
こと。
ランスを上昇させるた
めと考えられている。
リファンピシン
本剤の血中濃度が低下し、 これら薬剤がCYP3A
[16.7.2参照]
治療効果を減弱させるおそ を誘導するため。
れがある。併用はなるべく
避けること。
カルバマゼピン
ロピナビルの血中濃度が低
フェノバルビタール
下するおそれがある。
デキサメタゾン
[7.2参照]
フェニトイン
ロピナビル及びフェニトイ 相互に肝薬物代謝酵
[7.2参照]
ンの血中濃度が低下するお 素を誘導するためと
それがある。
考えられている。
ワルファリンカリウム ワルファリンの血中濃度に 肝薬物代謝酵素の関
影響を与えることがある。 与が考えられるが機
INRのモニタリングを行う 序不明。
ことが望ましい。
エルバスビル
エルバスビルの血中濃度が
上昇したとの報告がある。
エチニルエストラジオ これら薬剤の血中濃度が低 本剤がこれら薬剤の
ール
下するおそれがある。
肝薬物代謝酵素を誘
エストラジオール安息 エストロゲンをベースとす 導するためと考えら
香酸エステル
る避妊剤と併用する場合は、れている。
[16.7.2参照]
他の避妊法に変更するか避
妊法を追加する必要がある。
ラモトリギン
これら薬剤の血中濃度が低 本剤がグルクロン酸
バルプロ酸ナトリウム 下するおそれがある。
抱合を促進するため
[16.7.2参照]
と考えられている。
メサドン塩酸塩
機序不明
[16.7.2参照]
PR間隔を延長させる薬剤 PR間隔が延長するおそれ 本剤は軽度の無症候
ベラパミル塩酸塩
がある。
性PR間隔の延長が認
アタザナビル硫酸塩 等
められている。
[9.1.2、17.3.1参照]
ジドブジン
これら薬剤の血中濃度を低 本剤がグルクロン酸
アバカビル硫酸塩
下させるおそれがある。臨 抱合を誘導するため
床的な影響は不明である。 と考えられている。
テノホビル
テノホビルの血中濃度が上 機序不明
昇し、腎機能障害等の副作
用があらわれやすくなるお
それがある。
マラビロク
マラビロクの血中濃度が上 本剤がCYP3Aにおけ
[16.7.2参照]
昇するおそれがある。
るこれら薬剤の代謝
リルピビリン塩酸塩
リルピビリンの血中濃度が を競合的に阻害する
上昇したとの報告がある。 ため。
リルピビリンの用量調節の
必要性は認められていない。
ネルフィナビル
ネルフィナビルの血中濃度 本剤がCYP3Aにおけ
[7.2、16.7.2、16.7.3 が上昇するおそれがある。 るネルフィナビルの
参照]
ロピナビルの血中濃度が低 代謝を競合的に阻害
下するおそれがある。
するため。
ロピナビル血中濃度
低下の機序は不明。
ネビラピン
ロピナビルの血中濃度が低 これら薬剤がCYP3A
エファビレンツ
下するおそれがある。
を誘導するため。
[7.2、16.7.2、16.7.3
参照]
エトラビリン
エトラビリンの血中濃度が リトナビルの肝薬物
低下したとの報告がある。 代謝酵素誘導作用に
エトラビリンの用量調節の よるものと考えられ
必要性は認められていない。ている。
ホスアンプレナビル
アンプレナビルの血中濃度 肝薬物代謝酵素の関
[7.2、16.7.3参照]
が低下するおそれがある。 与が考えられるが機
併用に関する推奨用量は確 序不明。
立されていない。
-3-
※経口剤は国内未発売