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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回)
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704806/R13

**2021年 6 月改訂(第 2 版)
*2020年10月改訂(第 1 版)

日本標準商品分類番号

抗ウイルス化学療法剤

貯法:室温保存
有効期間:2年

87625

リトナビル錠

承認番号 22300AMX00484000
販売開始
2011年3月

劇薬
処方箋医薬品注)

注)注意-医師等の処方箋により使用すること

®登録商標

7.2 本剤は他の抗HIV薬と併用すること。併用に際しては最新のガ

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

イドラインを確認すること。

2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

7.3 本剤を薬物動態学的増強因子(ブースター)として使用する場

** 2.2 次の薬剤を投与中の患者:キニジン硫酸塩水和物、ベプリ

ジル塩酸塩水和物、フレカイニド酢酸塩、プロパフェノン塩

合には、併用薬の添付文書(用法・用量、使用上の注意等)及び
最新のガイドラインを確認すること。

酸塩、アミオダロン塩酸塩、ピモジド、ピロキシカム、アンピ

8. 重要な基本的注意

ロキシカム、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプ

**8.1 本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報

ロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、エル

を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項について

ゴメトリンマレイン酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、

よく説明し同意を得た後、使用すること。

エレトリプタン臭化水素酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、

8.1.1 本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感

シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)、タダラフィル(アド

染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があ

シルカ)、アゼルニジピン、アゼルニジピン・オルメサルタン

るので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担

メドキソミル、リファブチン、ブロナンセリン、リバーロキサ

当医に報告すること。

バン、ロミタピドメシル酸塩、ベネトクラクス〈再発又は難治

8.1.2 本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明で

性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の

あること。

用量漸増期〉、ジアゼパム、クロラゼプ酸二カリウム、エスタ

**8.1.3 抗HIV療法による効果的なウイルス抑制は、性的接触による

ゾラム、フルラゼパム塩酸塩、トリアゾラム、ミダゾラム、ル

他者へのHIV感染の危険性を低下させることが⽰されているが、

ラシドン塩酸塩、リオシグアト、ボリコナゾール[10.1参照]

その危険性を完全に排除することはできないこと。

2.3 腎機能又は肝機能障害のある患者で、コルヒチンを投与中

**8.1.4 抗HIV療法が、⾎液等による他者へのHIV感染の危険性を低

の患者[9.2.1、9.3.1、10.2参照]

下させるかどうかは証明されていないこと。

3. 組成・性状

8.1.5 本剤投与開始後、担当医の指示なしに用量を変更したり、服
用を中止したりしないこと。

3.1 組成

有 効 成 分 1錠中リトナビル100mg
コポリビドン、モノラウリン酸ソルビタン、軽質無水ケイ酸、
フマル酸ステアリルナトリウム、無水リン酸水素カルシウム、
添 加 剤 ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、ヒドロキ
シプロピルセルロース、タルク、マクロゴール4000、ポリソ
ルベート80

3.2 製剤の性状





識別コード

8.2 AST、ALT、γ-GTP、CK、尿酸、コレステロール、トリグ

8.3 動物実験(ラット)で、網膜障害が認められているので、定期
的に眼科検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場

長径(mm)
約17

短径(mm)
約9

厚さ(mm)
約6

合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
[15.2.2参照]

重さ(g)
約0.79

8.4 本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構
築症候群が報告されている。投与開始後、免疫機能が回復し、症
候性のみならず無症候性日和見感染(マイコバクテリウムアビウ

4. 効能又は効果

ムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等

HIV感染症

によるもの)等に対する炎症反応が発現することがある。また、
免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性

6. 用法及び用量

筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報

通常、成人にはリトナビルとして1回600mg(本剤6錠)を1日2回

告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を

食後に経口投与する。ただし、投与初日は1回300mgを1日2回、2

考慮すること。

日目、3日目は1回400mgを1日2回、4日目は1回500mgを1日2回、
5日目以降は1回600mgを1日2回食後に経口投与する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

9.1.1 血友病及び著しい出血傾向を有する患者

7. 用法及び用量に関連する注意

本剤投与による治療中の血友病患者において、突発性の出血性関節

7.1 本剤の投与初期において、高い血中濃度と副作用が高頻度に発

症をはじめとする出血事象の増加が報告されている。
[11.1.7参照]

現する傾向が認められている。投与初期における高い血中濃度と

9.1.2 器質的心疾患及び心伝導障害(房室ブロック等)のある患者

副作用発現を回避するため、低用量から投与を開始すること。
投与日
投与初日
2日目、3日目
4日目
5日目以降

新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること。
[10.、16.7.1参照]

的検査を行うなど観察を十分に行うこと。
[11.1.4参照]

側面




のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に

リセリド等の上昇があらわれることがあるので、定期的に生化学

色 ・ 剤 形 白色~微黄白色のフィルムコーティング錠
上面
下面


8.1.6 本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中

1回投与量
300mg(本剤3錠)
400mg(本剤4錠)
500mg(本剤5錠)
600mg(本剤6錠)

1日投与回数
2回
2回
2回
2回

1日投与量
600mg
800mg
1,000mg
1,200mg

本剤は軽度の無症候性PR間隔の延長が認められている。[10.2、
17.3.1参照]
9.1.3 B型肝炎、C型肝炎を合併している患者
肝機能障害を増悪させるおそれがある。
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