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参考資料2 障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて 報告書 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28272.html
出典情報 強度行動障害を有する者の地域支援体制に関する検討会(第1回 10/4)《厚生労働省》
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相談支援事業について、サービス提供事業者からの独立性・客観性の確保を図るとと
もに、障害者支援施設からの地域移行を推進する観点から、障害者支援施設入所者に対
するモニタリング頻度を一定期間高める等により、障害者支援施設のサービス管理責任
者や様々な関係者とチームにより協力・連携しつつ、地域移行を選択肢に入れた意思決
定支援に丁寧に取り組むこと等について、調査研究事業に基づき検討すべきである。
(グループホームにおける障害者が希望する地域生活の継続・実現)
<居住支援におけるこれからのグループホームが果たす役割>
○ 現在から 30 年程前の制度化当時は、グループホームは主に中軽度の障害者の支援を想
定してきた。
しかしながらその後、入所施設や病院からの地域移行が進むとともに、グループホー
ムの入居者自身の重度化・高齢化に対応した支援の必要性、さらに、親の高齢化等に対応
した親元からの自立のサポート等の必要性が年々高まってきている。


こうした中、グループホームは、住宅地等で地域との交流の機会が確保される立地に
あること、より家庭に近い居住環境であること等から、障害者の地域生活における重要
な選択肢の一つとなっている。
今後は、さらにこうした社会のニーズの変化に対応し、より重度の障害者を含め、安心
して継続的に住まうことができるようにする役割を担うとともに、地域移行や親元から
の自立をサポートし、障害者の希望する暮らしの実現を支援していく役割を担っていく
ことが期待されている。
こうしたグループホームの支援対象・役割の広がりに応じ、世話人などの職員配置及
び勤務体系の在り方を含め、それぞれの支援が適切になされうる基準等の在り方の議論
を深めていく必要がある。

<グループホームにおける安心できる地域生活の継続>
○ グループホームについては、障害者の地域における住まいの場として、地域で安心し
て生活を継続するための重要な役割を担っている。
引き続き、入所施設や病院からの地域移行を推進するとともに、親元からの自立の実
現や、障害者がライフステージやニーズに応じて継続的な支援を受けることができるよ
う、グループホームについて地域のニーズを踏まえた計画的な整備を推進していく必要
がある。


また、グループホームについて、近年、障害福祉サービスの実績や経験があまりない
事業者の参入が多く見受けられ、障害特性や障害程度を踏まえた支援が適切に提供され
ないといった支援の質の低下が懸念される。
グループホームを安心して利用することができるよう、グループホームの支援の質を
確保するため、継続的な外部からの評価、事業所指定、監査、災害時などの業務継続等に
おける方策について、障害福祉サービス全体における検討とあわせて検討する必要があ
る。

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