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【参考1】診療の手引き・第8.1版 (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症 COVID-19)診療の手引き・第8.1版」の周知について(10/5付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 8.1 版 ●2 臨床像
【入院患者における予後予測スコア】
COVID-19 の患者数増加に伴い,限られた医療資源を適正に配分するため,重症化する患者
を早期に予測するツールの開発が期待されている.すでに入院患者を対象に予後予測スコアが
いくつか開発されている(COVID-GRAM,ISARIC WHO 4C Mortality Score など)
.日本
においてもの解析などに基づくスコアが発表されている.
表6-2
2-4
表
予後予測スコアの例(COVIREGI-JP の解析)
検体採取時の個人防護具
年齢群
18-39
40-64
年齢
30 〜 39
+1
50 〜 59
60 〜 64
+1
+3
性別
男性
+1
男性
+1
BMI
23.0 〜 29.9
30.0 〜
+1
+2
25.0 〜
+2
≧ 65
75 〜
+2
25.0 〜
+2
うっ血性心不全
あり
+2
脳血管疾患
あり
+1
あり
+2
あり
+2
糖尿病
あり
+1
高血圧
悪性疾患
あり
+3
発熱
あり
+2
咳
呼吸困難
あり
+1
喘鳴
あり
+1
倦怠感
酸素療法が必要
となるリスクが
大きい
合計スコア6点以上
あり
+2
あり
+4
あり
+1
あり
+1
あり
+2
あり
+4
あり
+1
合計スコア 5 点以上
合計スコア 3 点以上
・Yamada G,et al. Predicting respiratory failure for COVID-19 patients in Japan: a simple clinical score for evaluating
the need for hospitalization. Epidemiol Infect 2021.
これらの予後予測スコアは,ワクチン普及以前に開発されたものが多く,臨床像の異なるオ
ミクロン株の流行においても適応できるか注意が必要である.
16
【入院患者における予後予測スコア】
COVID-19 の患者数増加に伴い,限られた医療資源を適正に配分するため,重症化する患者
を早期に予測するツールの開発が期待されている.すでに入院患者を対象に予後予測スコアが
いくつか開発されている(COVID-GRAM,ISARIC WHO 4C Mortality Score など)
.日本
においてもの解析などに基づくスコアが発表されている.
表6-2
2-4
表
予後予測スコアの例(COVIREGI-JP の解析)
検体採取時の個人防護具
年齢群
18-39
40-64
年齢
30 〜 39
+1
50 〜 59
60 〜 64
+1
+3
性別
男性
+1
男性
+1
BMI
23.0 〜 29.9
30.0 〜
+1
+2
25.0 〜
+2
≧ 65
75 〜
+2
25.0 〜
+2
うっ血性心不全
あり
+2
脳血管疾患
あり
+1
あり
+2
あり
+2
糖尿病
あり
+1
高血圧
悪性疾患
あり
+3
発熱
あり
+2
咳
呼吸困難
あり
+1
喘鳴
あり
+1
倦怠感
酸素療法が必要
となるリスクが
大きい
合計スコア6点以上
あり
+2
あり
+4
あり
+1
あり
+1
あり
+2
あり
+4
あり
+1
合計スコア 5 点以上
合計スコア 3 点以上
・Yamada G,et al. Predicting respiratory failure for COVID-19 patients in Japan: a simple clinical score for evaluating
the need for hospitalization. Epidemiol Infect 2021.
これらの予後予測スコアは,ワクチン普及以前に開発されたものが多く,臨床像の異なるオ
ミクロン株の流行においても適応できるか注意が必要である.
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