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【参考1】診療の手引き・第8.1版 (66 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症 COVID-19)診療の手引き・第8.1版」の周知について(10/5付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 8.1 版 ●6 院内感染対策
2. 環境整備
施設の換気条件(換気回数など)を確認しておくとともに,換気設備の老朽化などがないか,
点検を行う.患者(疑い例を含む)に用いる診察室および入院病床などは,陰圧室が望ましい
が必須ではなく,十分な換気ができればよい.施設内に陰圧空調を備えた病室が設置されてい
る場合は,エアロゾル産生手技が高頻度に実施される患者を優先的に収容し,陰圧空調設備を
有しない施設では,エアロゾル 産生手技の実施前後に病室内の換気を行うなどの対応が勧めら
れる.
患者周囲の環境は定期的に清掃を行い,
必要に応じて清拭消毒する.患者に使用した検査室
(X
線や CT 撮影室など)の患者が触れた場所,あるいは患者検体を扱った後の検査機器やその周
囲は,清拭消毒を行う.消毒薬の空間噴霧による環境消毒で,COVID-19 に対する効果が証明
されたものはなく,推奨されていない.清掃を行うスタッフは感染者への対応に準じた PPE を
着用する.
COVID-19 の入院患者を,病棟の一部で病室毎のゾーニングを行うことにより管理できる.
COVID-19 患者を収容している,いわゆるレッドゾーンについては日々の清掃以外の,定期的
な環境消毒は必要ない.
なお,消毒薬については,(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設)ホームページを参照す
ること.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
〈参考〉
・厚生労働省.新型コロナウイルス感染症の治療を行う場合の換気設備について(2021.4.7. 事務連絡)
・空調調和・衛生工学会,日本建築学会.新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して「換気」に関するQ &A.2020.3.30.
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2020/200330.pdf
・厚生労働省.効果的かつ負担の少ない医療現場における感染対策について.(事務連絡 2022.6.20.)
https://www.mhlw.go.jp/content/000953531. pdf
・令和2年度厚生労働科学特別研究事業「新型コロナウイルス感染症に対する院内および施設内感染対策の確立にむけた研究」(研究代表者:
賀来満男)
『医療機関における新型コロナウイルスにおけるゾーニングの考え方』(2021.7.28.)
3. 廃棄物
COVID-19 の患者(疑い例を含む)から排出された廃棄物は,感染性廃棄物として排出する.
排出する際には,廃棄物容器の表面をアルコールや抗ウイルス作用のある消毒剤含浸クロスで
清拭消毒する.事前に廃棄の条件について,委託業者に確認しておくことが望ましい.
4. 患者寝具類の洗濯
患者が使用したリネン類の洗濯は,施設外に持ち出す際は 80℃・10 分間の熱水消毒または
250 ppm 次亜塩素酸ナトリウム 30 分浸漬を行った後に持ち出して洗濯するか,水溶性ラン
ドリー袋に入れて運搬し,袋を開けずに洗濯する.施設内で洗濯する場合,通常の洗濯で構わ
ないが,洗濯機に入れるまでは手袋,長袖ガウン,サージカルマスク,眼の防護具を着用し,
洗濯物を取り扱った後,PPE 脱衣後に手指衛生を実施する.洗濯後のリネンの取り扱いの際に
特別な PPE は不要である.
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2. 環境整備
施設の換気条件(換気回数など)を確認しておくとともに,換気設備の老朽化などがないか,
点検を行う.患者(疑い例を含む)に用いる診察室および入院病床などは,陰圧室が望ましい
が必須ではなく,十分な換気ができればよい.施設内に陰圧空調を備えた病室が設置されてい
る場合は,エアロゾル産生手技が高頻度に実施される患者を優先的に収容し,陰圧空調設備を
有しない施設では,エアロゾル 産生手技の実施前後に病室内の換気を行うなどの対応が勧めら
れる.
患者周囲の環境は定期的に清掃を行い,
必要に応じて清拭消毒する.患者に使用した検査室
(X
線や CT 撮影室など)の患者が触れた場所,あるいは患者検体を扱った後の検査機器やその周
囲は,清拭消毒を行う.消毒薬の空間噴霧による環境消毒で,COVID-19 に対する効果が証明
されたものはなく,推奨されていない.清掃を行うスタッフは感染者への対応に準じた PPE を
着用する.
COVID-19 の入院患者を,病棟の一部で病室毎のゾーニングを行うことにより管理できる.
COVID-19 患者を収容している,いわゆるレッドゾーンについては日々の清掃以外の,定期的
な環境消毒は必要ない.
なお,消毒薬については,(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設)ホームページを参照す
ること.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
〈参考〉
・厚生労働省.新型コロナウイルス感染症の治療を行う場合の換気設備について(2021.4.7. 事務連絡)
・空調調和・衛生工学会,日本建築学会.新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して「換気」に関するQ &A.2020.3.30.
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2020/200330.pdf
・厚生労働省.効果的かつ負担の少ない医療現場における感染対策について.(事務連絡 2022.6.20.)
https://www.mhlw.go.jp/content/000953531. pdf
・令和2年度厚生労働科学特別研究事業「新型コロナウイルス感染症に対する院内および施設内感染対策の確立にむけた研究」(研究代表者:
賀来満男)
『医療機関における新型コロナウイルスにおけるゾーニングの考え方』(2021.7.28.)
3. 廃棄物
COVID-19 の患者(疑い例を含む)から排出された廃棄物は,感染性廃棄物として排出する.
排出する際には,廃棄物容器の表面をアルコールや抗ウイルス作用のある消毒剤含浸クロスで
清拭消毒する.事前に廃棄の条件について,委託業者に確認しておくことが望ましい.
4. 患者寝具類の洗濯
患者が使用したリネン類の洗濯は,施設外に持ち出す際は 80℃・10 分間の熱水消毒または
250 ppm 次亜塩素酸ナトリウム 30 分浸漬を行った後に持ち出して洗濯するか,水溶性ラン
ドリー袋に入れて運搬し,袋を開けずに洗濯する.施設内で洗濯する場合,通常の洗濯で構わ
ないが,洗濯機に入れるまでは手袋,長袖ガウン,サージカルマスク,眼の防護具を着用し,
洗濯物を取り扱った後,PPE 脱衣後に手指衛生を実施する.洗濯後のリネンの取り扱いの際に
特別な PPE は不要である.
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