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【参考1】診療の手引き・第8.1版 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症 COVID-19)診療の手引き・第8.1版」の周知について(10/5付 事務連絡)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 8.1 版 ●3 症例定義・診断・届出

4. 届



診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る. 2022 年 9 月 26 日以降の届出対象は以

下の 4 類型である.
①65歳以上の者

②入院を要する者*1

③重症化リスクがあり,かつ,新型コロナ治療薬の投与が必要な者*2
または

重症化リスクがあり,かつ,新型コロナ罹患により新たに酸素投与が必要な者

④妊婦

*1:診断時点で直ちに入院が必要でない場合であっても,基礎疾患などにより,入院の必要が生じる可能性が
あると医師が判断した場合も含まれる.
*2:新型コロナ治療薬の範囲は,以下のとおりである.
1) カシリビマブ/イムデビマブ
2) ステロイド薬
3) ソトロビマブ
4) トシリズマブ
5) ニルマトレルビル/リトナビル
6) バリシチニブ
7) モルヌピラビル
8) レムデシビル

なお,見直し後も,医療機関から COVID-19 と診断した患者数,健康フォローアップセンター

から医療機関を受診せず自己検査の結果をもって登録された者の数が,HER-SYS の追加機能
を用いて報告されることにより感染者数の全数把握が継続される.これは,届出対象を限定す
ることにより,これまで把握できていた感染動向について把握が困難になり,地域の感染症対

策の連続性が絶たれることについての懸念の声があることを踏まえ,日ごとの患者の総数およ
び日ごとの患者の年代別の総数は,引き続き報告を受け,毎日公表するためである.

詳細は厚生労働省事務連絡「With コロナの新たな段階への移行に向けた全数届出の見直しに

ついて」(2022.9.12 発出,2022.9.27 最終改正)を参照すること.
【再感染が疑われる場合の注意点】

COVID-19 からの回復後にも,PCR 検査の陽性が持続することが知られている.韓国にお

ける隔離解除後に PCR 再陽性となった 226 例の解析では,陽性となった期間は,発症から平

均 44.9 日間,最長で 82 日後までであった.これらの再陽性症例の濃厚接触者 790 例に感染
者がいないことなどから,感染性はないものと考えられる.

過去に COVID-19 と診断された患者において,PCR 検査が再陽性となった場合,前回の感

染からの経過期間,再陽性時の病状,PCR 検査の Ct 値などから,前回の感染による影響と考
えられる場合には,届出の必要性について事前に保健所と相談することも検討する.

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