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資料4 財政総論 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20230414zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度分科会(4/14)《財務省》 |
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経済・市場動向と財政(まとめ)
○ 世界経済が⼤きく変化する中、⽇本を取り巻く状況も変化してきており、低⾦利や強い円を当然の
前提とはできない。⾦利上昇、円安、インフレ等のリスクも意識して、平素から、安定した経済財政運
営に努めていくべきである。
○ 国債発⾏残⾼は年々増加し続けており、コロナ以降に巨額の財政出動を続けてきている影響も
あって、毎年度の国債発⾏額は200兆円を超える規模となっている。短期債の発⾏割合が⾼まってお
り、今後の⾦利変動に脆弱な資⾦調達構造となっているとの指摘もある。
○ 国債発⾏サイドから⾒ると、低⾦利での発⾏が続いてきたことで、利払費を低く抑えられていた。しか
しながら、債務残⾼は⼤きく積み上がっており、今後⾦利が上昇してくると、利払費が年々膨らんでいく
こととなる。
○ ⽇本銀⾏の現在の⾦融政策は、物価安定⽬標の達成に向けたものである。財政運営に当たり、
⽇本銀⾏による国債買⼊れを前提とすることは不適当であり、そうした疑念を持たれないようにする必
要がある。
○ 海外投資家の国債保有割合や国債売買シェアが増加しており、国債市場では、海外投資家が国
債を⼤幅に売り越すような局⾯も出てきている。海外投資家を含めて、市場からどう⾒られるかというこ
とも意識して、隙を⾒せない経済財政運営に努めていく必要がある。
⑰
○ 世界経済が⼤きく変化する中、⽇本を取り巻く状況も変化してきており、低⾦利や強い円を当然の
前提とはできない。⾦利上昇、円安、インフレ等のリスクも意識して、平素から、安定した経済財政運
営に努めていくべきである。
○ 国債発⾏残⾼は年々増加し続けており、コロナ以降に巨額の財政出動を続けてきている影響も
あって、毎年度の国債発⾏額は200兆円を超える規模となっている。短期債の発⾏割合が⾼まってお
り、今後の⾦利変動に脆弱な資⾦調達構造となっているとの指摘もある。
○ 国債発⾏サイドから⾒ると、低⾦利での発⾏が続いてきたことで、利払費を低く抑えられていた。しか
しながら、債務残⾼は⼤きく積み上がっており、今後⾦利が上昇してくると、利払費が年々膨らんでいく
こととなる。
○ ⽇本銀⾏の現在の⾦融政策は、物価安定⽬標の達成に向けたものである。財政運営に当たり、
⽇本銀⾏による国債買⼊れを前提とすることは不適当であり、そうした疑念を持たれないようにする必
要がある。
○ 海外投資家の国債保有割合や国債売買シェアが増加しており、国債市場では、海外投資家が国
債を⼤幅に売り越すような局⾯も出てきている。海外投資家を含めて、市場からどう⾒られるかというこ
とも意識して、隙を⾒せない経済財政運営に努めていく必要がある。
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