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資料4 財政総論 (33 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20230414zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(4/14)《財務省》
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世界の中での⽇本の財政(まとめ)



○ 我が国の債務残⾼(対GDP⽐)は世界最悪の⽔準にある。膨⼤な政府債務は潜在的に⼤きな
リスクであり、このリスクを顕在化させないよう、財政健全化への取組姿勢を維持する必要がある。
○ 殆どの国では、条約・法律レベルで財政収⽀や債務残⾼(対GDP⽐)の数値⽬標を定めている。
我が国は、「⾻太の⽅針」において財政健全化⽬標(基礎的財政収⽀の⿊字化⽬標、債務残⾼
対GDP⽐の安定的引下げ⽬標)を定めており、債務残⾼対GDP⽐のコントロールが可能な状況を
実現するためにも、基礎的財政収⽀の⿊字化に向けて取り組んでいく必要がある。
○ 欧⽶諸国も、それぞれが直⾯する課題への対応と財政健全化の両⽴に取り組んでいる。我が国で
も、危機への備えや成⻑⼒強化といった課題への対応と両⽴する形で、財政健全化にも正⾯から取り
組んでいかねばならない。
○ IMFは、GDPギャップ(需給ギャップ)の改善を受けた財政⽀援縮⼩や、債務の持続可能性確
保に向けた具体的な取組を求めている。格付会社は、現⾏の⾦融政策を前提として⽇本国債格付
けを維持しているが、中⻑期的な財政悪化要因について指摘している。世界からどう⾒られているかを
意識して、国際的な常識に適う形で対応していくことも必要である。