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資料4 財政総論 (56 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20230414zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(4/14)《財務省》
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PDCAサイクルの確⽴

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○ PDCAサイクル確⽴の必要性が指摘されて久しい。⾏政事業レビューシートの活⽤等により、財政⽀出が成果に結びついてい
るかどうかをきちんと検証し、次の予算編成に活かしていくことが重要。予算編成・執⾏・評価の各段階において、客観的なデータ
を有効活⽤するなどにより、PDCAサイクルを確⽴し、政策や予算の質の向上を図る。
⾏政事業レビューの予算編成過程における活⽤
(これまでの取組)
○ 令和5年度予算においても、⾏政改⾰推進会議の秋のレビュー等の指摘を予算編成において適切に反映しフォローアップ中。
○ ⾏政改⾰推進本部事務局と連携し、各府省の⾏政事業レビューシートの単位を予算編成過程で議論されている単位に⼀致。
(今後の取組)
○ ⾒直し後の単位で作成された⾏政事業レビューシートを来年度予算編成過程で活⽤。また、秋のレビュー等の指摘事項に関して、ア
ウトカム指標等の検討事項を確定し、指標の達成状況等についてフォローアップを進め、予算編成過程で⼀層活⽤。
○ ⾒直し後の単位で作成された全ての事業の情報を検索・分析できるようになる⾏政事業レビューシステムが導⼊予定(2024年4⽉)。
⾒直し版レビューシートの作成対象拡⼤(全事業へ拡⼤)と合わせ、データの質の向上を図る。
政策・予算の質の向上に向けた3つのポイント
① 政策・予算の質を⾼めるデータ活⽤
エビデンスに基づいた予算編成を⾏うことは重要。アウトカム指標等の⾒直しや⾏政事業レビューシステムの導⼊などの上記の⾏政事
業レビューにおける取組を進め、データの質の向上を図りつつ、様々なデータを積極的・効率的に活⽤。
② 予算編成業務のDX化
予算編成に係る作業を効率化し職員が実質的な政策議論に注⼒できる環境を整えることは、政策・予算の質の向上を図る上で必
要不可⽋。業務の⾒直しやデジタル技術等を活⽤した予算編成業務の効率化を加速。
③ 事業の不断の⾒直しにつながる透明性の向上
予算編成過程のみならず、政策⽴案・執⾏・評価の各段階においてもエビデンスに基づき事業を不断に⾒直すことは重要。⾏政事業
レビューシステムの導⼊等により、予算編成・執⾏・評価の各段階における透明性を⾼め、第三者からの検証等を可能にするとともに、
財政当局はもとより各府省における⾃律的な事業の⾒直しを促進。