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資料4 財政総論 (35 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20230414zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(4/14)《財務省》
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安定的な経済財政運営の必要性





財政⽀出・国債発⾏を⻭⽌めなく拡⼤していけば、⾦利上昇や円安等を招くおそれ。信⽤の「質」を維持し、国債や通貨の価値を
毀損させないことが重要であり、そのためには、信⽤の「量」についても適切にコントロールすることが必要。



過度に拡張的な経済財政運営により、国債価格の下落(⾦利の急騰)、通貨価値の下落、インフレの進⾏などに⾄れば、国⺠
⽣活・経済活動に影響するおそれ。ひとたびインフレに勢いがつけば制御することは困難であり、そうなってから財政スタンスを急に引き締
めることも⾮現実的。危機的状況を作り出さないためにも、適切な経済財政運営が重要。

財政⽀出・国債発⾏の⻭⽌めのない拡⼤
 各国が⾦利を上げる中で、⼀国が上昇を抑制し
続ければ、「内外⾦利差」は拡⼤。
 英国では、拡張的な財政⽀出策の発表により、
⾦利上昇と通貨下落が同時に進⾏。

通貨価値下落

国債価格下落
⾦利上昇
 ⾮居住者からは、国債の発⾏により⾼い
⾦利を要求されるとの指摘もあり。

 通貨価値の下落は、輸⼊価格の上昇を通じて、
インフレの要因となる。

信⽤の低下
インフレの進⾏

国⺠⽣活・経済活動への影響

 アメリカは「フィスカル・インフレ」との指摘あり。
 急速なインフレは制御困難となる可能性。