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資料1 経済財政運営と改革の基本方針2023(仮称)原案 (20 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0607/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和5年第8回 6/7)《内閣府》
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こどもや若者を取り巻くあらゆる環境を視野に入れ、こどもや若者の権利を保障し、国
や地方公共団体の政策決定プロセスへのこどもや若者の参画、意見の反映促進、健やかな
成長を社会全体で後押ししていく。このため、「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的
な指針(仮称)」を策定し、全てのこどもの育ちに係る質を保障する取組を強力に推進す
るほか、職員配置基準の改善も見据え、保育人材の確保の強化と現場の負担軽減を図ると
ともに、「新子育て安心プラン」の着実な実施に取り組む。「こどもの居場所づくりに関
する指針」を策定し、多様なこどもの居場所づくりやこどもと居場所をつなぐ仕組みを構
築する。流産、死産を経験された方への相談支援、新生児マススクリーニング、乳幼児健
診を始めとする母子保健対策の推進、予防のためのこどもの死亡検証(CDR)など、産
前産後の支援を充実するとともに、こども関連業務従事者の性犯罪歴等確認の仕組み(日
本版DBS)の導入やこどもが安全・安心に成長できる環境の構築に取り組む。希望する
人の結婚、妊娠・出産支援を始め地方自治体が行う取組を強化するため、地域少子化対策
重点推進交付金による取組を拡充する。
誰一人取り残さず、確実に支援を届けるため、こどもや家庭への包括的な支援体制づく
りを推進する。このため、訪問家事支援の充実、里親支援の充実等家庭養育優先原則の徹
底、社会的養護経験者等に対する自立支援の充実、一時保護所の環境改善、こども家庭ソ
ーシャルワーカーの取得促進を始めとする、児童虐待防止対策強化・社会的養育推進のた
めの改正児童福祉法85の円滑な施行に取り組むとともに、こどもの自殺対策の強化、いじめ
防止対策の推進、若年妊婦の支援に取り組む。また、就業支援や養育費の支払確保と安全・
安心な親子の交流の推進などひとり親支援の推進、こども食堂、こども宅食・フードバン
ク等への支援を始めとした、
こどもの貧困解消や見守り強化を図るほか、
食育を推進する。
こどもホスピスの全国普及に向けた取組を進めるとともに、家庭・教育・医療・保健・福
祉の連携の下、発達障害児や強度行動障害を有する児童、医療的ケア児等への支援体制の
整備等、多様なニーズを有するこどもの地域の支援基盤の強化を図る。さらに、こども政
策DXを推進する。
こども・子育て政策の抜本強化に向け、縦割りを超え、多様な施策とこども政策との連
携を図る必要がある。このため、少子化時代における質の高い公教育の再生の強力な推進
を図る。学校給食無償化の課題整理等を行う。また、子育てしやすい地方への移住や子育
てを住まいと周辺環境の観点から応援する「こどもまんなかまちづくり」を推進するとと
もに、移動しやすい環境整備など公共交通・観光、公共インフラ等の面での気運醸成を強
力に進める。
4.包摂社会の実現
(女性活躍)
女性版骨太の方針202386に基づき、L字カーブの解消に資するよう、女性活躍と経済成長

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児童福祉法等の一部を改正する法律(令和4年法律第66号)。
「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023(女性版骨太の方針2023)」(令和5年●月●日すべての女性が輝く社会づくり
本部・男女共同参画推進本部決定)。

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