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資料1 経済財政運営と改革の基本方針2023(仮称)原案 (23 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0607/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和5年第8回 6/7)《内閣府》
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5.地域・中小企業の活性化
(デジタル田園都市国家構想と「新時代に地域力をつなぐ国土」の実現)
「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」を目指し、総合戦略104に基づき、従
来の地方創生の取組にデジタルの力を活用して加速させるとともに、今夏に策定する新た
な「国土形成計画」に基づき、「新時代に地域力をつなぐ国土」の実現に向け、デジタル
とリアルが融合した地域生活圏105の形成や交通とデジタルによるネットワークの強化を進
め、デジタル田園都市国家構想を国土形成に展開する。東京一極集中の是正に向け、地方
創生の取組と連携し、地方と東京の相互利益となる分散型国づくりを進める。
地域の個性や魅力をいかす地域ビジョンの実現に向け、スマートシティ・スーパーシテ
ィ、「デジ活」中山間地域106等107のモデル地域ビジョンに係る施策間・地域間連携や交通活
性化等の重要施策分野等に関するフォローアップと施策の充実を図り、官民の取組を政府
一丸で支援する。優良事例を支えるサービス・システムの効果的・効率的な横展開やDigi
田甲子園108による機運醸成など重点課題109に係る取組を深化し、年内に総合戦略を改訂す
る。
空飛ぶクルマを推進するほか、ドローン、自動運転等の実装と面的整備に向け「デジタ
ルライフライン全国総合整備計画」を年度内に策定し、2024年度にはドローン航路や自動
運転支援道110の設定を開始し、先行地域での実装を実現する。また、実装の前提となる5
G、光ファイバ等のデジタル基盤整備や人材育成を推進し、改訂整備計画111に基づき、G
IGAスクール構想に資する通信環境の年度内の全学校整備、非地上系ネットワークの展
開、
データセンター地方拠点や海底ケーブル等の整備、
Beyond5Gの研究開発等を進める。
デジタル推進委員の相談体制の充実など誰一人取り残されないための取組を推進する。

「シームレスな拠点連結型国土」の構築と交通の「リ・デザイン」

広域的な人口・諸機能の分散と連結強化等を進め、コンパクト・プラス・ネットワーク
を深化・発展させ、「シームレスな拠点連結型国土」の構築を目指す。
地域生活圏の形成等に向け、中心市街地を含む地方都市等の再生や競争力強化、公園の
利活用等による人中心のコンパクトな多世代交流まちづくり112とその高度化113、公共交通
施設等のバリアフリー、通学路等の交通安全対策、道の駅の拠点機能強化、自転車等の利
用環境の向上等を進めるとともに、戦略的なインフラメンテナンスの取組を加速化する。

104

「デジタル田園都市国家構想総合戦略」(令和4年12月23日閣議決定)。
人口減少が加速する地方において、人々が安心して暮らし続けられるよう、日常的な生活・経済の実態に即し、市町村界
にとらわれず、官民のパートナーシップやデジタルの徹底活用により、暮らしに必要なサービスが持続的に提供される地域。
106
地域資源やデジタル技術を活用し、教育・文化、医療・福祉、物流等様々な分野と連携して活性化を図る中山間地域。
107
デジタル田園健康特区を含む。
108
デジタル田園都市国家構想の実現に向けた地域のデジタル実装の取組を広く募集し、特に優れたものを表彰する仕組み。
109
「当面の重点検討課題」(令和5年6月●日デジタル田園都市国家構想実現会議決定)。
110
高速道路における物流トラックを対象とした路車協調システム等による自動運転の支援を含む。
111
「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」(令和4年3月29日総務省策定、令和5年4月25日総務省改訂)。
112
居住や都市機能の誘導による立地適正化、都市防災対策等による都市環境の質的向上、「居心地が良く歩きたくなる」ま
ちなかづくり等により推進。
113
都市開発・維持管理の効率化や地域政策の高度化、新産業の創出に向け、建築BIM、PLATEAU等による「建築・
都市のDX」の取組、土地系ベース・レジストリの整備・活用に関する地理空間情報活用推進会議における検討結果を踏ま
えた戦略的な不動産ID等による幅広い分野での新サービス創出等を推進。
105

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