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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (160 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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には、コミュニケーションロボットを活用することも手段の一つであると考える。
・ タブレット端末は所有しているが、良いソフトウェアがなく入力量が多いため使用し
ていない。また、グローブをつけたままでは操作しづらいため、感染拡大防止の観点
で一つのタブレット端末を複数人が使用することに対する懸念もある。利用者数が少
ないため手書きのほうが記録が容易で、職員の負担も大きくないことから、現時点で
は大きな課題は感じていない。
・ オンライン会議でサービス担当者会議を行った経験はない。オンライン会議形式の研
修は参加したことがあるが、2~3回程度である。
・ テクノロジーに関する情報は、他の施設に勤務している知人からの口コミ、福祉機器
に関する展示会への参加、介護に関するニュースを配信しているサイト等で入手する
ことが多い。
施設・事
業所E

・ 今後もテクノロジー機器について、利用を継続していきたい。利用者の入浴の質の向
上のために、泡を使った入浴支援機器についても興味がある。

施設・事

・ 現在使用している機器一式についても、継続して定着を図っていきたい。

業所F

・ 記録業務について、デスクトップ PC を事務室とエリアごとに 1 台筒設置し、手書きの
メモをもとに PC への入力を行っているが、入力する時間帯が重なり、待ち時間が生じ
ることがある。現在予定している Wi-Fi 環境整備が終わったらタブレット端末を導入
する予定であり、介護記録をその場で入力し、サーバーへ連携する形で記録業務の効
率化を図りたい。また、現在使用している機器間の連携も図りたい。

(3) テクノロジー導入の中長期的な効果の把握のための事例選定
1)施設・事業所の概況と、導入中の介護現場テクノロジーの具体的な活用状況
調査対象

ヒアリング結果

施設・事

・ 個室 60 床の施設。
(隣接して従来型 90 床の施設(本館)あり。)

業所G

・ 見守り機器(16 台)
、移乗支援機器を 2 機種を導入している。
・ 見守り機器の導入率は 2 割程度である。施設が古いことによる無線や配線の関係およ
び予算的な制約よりトライアル的に導入した。現場としては台数追加を希望している。
・ 移乗支援機器のうちの 1 種は 1 台導入。1 フロアで利用している。入浴の時に使える
ものを現在検討中である。
・ 移乗支援機器の別のものは福祉機器の展示会に職員が参加し、体格のいい利用者に使
えないか検討し、導入に至った。
・ 介護業務支援機器として、タブレット端末を各フロアに 3 台設置している。2021 年度
に導入。1 年経って使いこなせるようになったと感じている。申し送り等にも活用し
ている。音声入力ソフトも導入しているが、うまく音声入力ができずに手入力の方が
早い。配置はしているが、マイクを取る頻度が低下している。

施設・事

・ ワンフロア 18 床(2 階、3 階)または 14 床(4 階)
、計 50 床の特定施設。職員は看護

業所H

師が計 5 名及び 1 フロア当たり介護職員が 9 名勤務しており、24 時間医療行為を提供
できる体制を組んでいる。
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