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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (163 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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供する事業所に対する加算に期待したい。
・ 今回、見守り支援機器で補助金を活用できたことで、導入に向けて「背中を押しても
らう」ことができたと感じている。ただ、将来の機器やソフトの更新の時にも同じよ
うに助成していただけるのかが心配に感じる面もある。
施設・事
業所I

・ 介護職員処遇改善加算の一番高いⅠを算定している。職員の処遇について、できる範
囲で処遇を改善をしたいと考える管理者として自然だと思っている。
・ サービス提供体制強化加算について、加算を算定するためには人員が必要となる。施
設として人件費は大きな負担であり、それなりに経費が必要となることから、算定額
を経費に見合うように検討いただきたいと感じるところである。
・ 国の人員基準は3:1であるが、当事業所では2.1:1の配置をしている。利用者・
家族のケアに対する満足度をあげるためには手厚い人員配置はどうしても必要と感じ
る。加算が増える一方で基本の報酬が数年前から減っているが、基本の報酬を上げて
いただくことを希望したい。
・ 当事業所では、大規模に ICT 導入を図ったのが平成29年度で、補助金制度の整備前
に導入を進めたため、補助金を使うことができなかった。今は、ICT 機器の導入支援の
補助金が最も有効と考える。今は補助金がかなり出ていると聞いているので、この制
度がテクノロジー普及の取組の後押しになっているのは間違いないと思う。

4)テクノロジー導入決定時の施設課題、期待のポイント、その後の経緯
調査対象

ヒアリング結果

施設・事

・ 見守り支援機器の配線が多いため、機器設置がなかなか難しい。無線の環境も含めて

業所G

検討しないといけないと考えている。配線の問題や、データを見ていくのかについて
困った際には、理解できる職員あるいは業者に説明を受けた。
・ 利用者ごとにアラームの設定が必要。業者に連絡しながら、何度も電話して設定した。
設定は覚えれば難しくないが、閾値といった言葉を職員が知らなかったので、理解す
るのに時間がかかった。不安や疑問が当初はそれなりにあったが、減ってきている。
しかし、まだ不思議なことが起きることがあり、業者に対応してもらっている。利用
者の体調等によって通知の基準が変わってくる部分があり、利用者の日常の体調を考
慮しての設定が必要となる。離床、体動などを調べながら設定が必要。
・ 複数年度で考えていく中で、職員がいかに使っていくかという課題がある。定着とい
う観点について、次から次へと他の機器がほしくなることもあるが、使いやすさと定
着をみながら進めている。
・ ICT に対する慣れについて。職員の年齢層が幅広く、皆ができるようにすることが重
要。できるところから進めるようにし、クリアしたら、次の段階へと進むようにして
いる。時には、次の段階に進むのに時間を要すこと等、計画的に進まないこともある。
・ 機器から情報を得て、ケアに反映することが本来のところと考えており、今後取り組
みたいと考えている。

施設・事

・ リフトは、大柄な利用者の移乗を小柄な女性職員が担当する場合などをきっかけにス
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