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参考資料1   こども大綱(令和5年12月22日閣議決定) (24 ページ)

公開元URL https://www.cfa.go.jp/councils/shingikai/kihon_seisaku/4b0eec52
出典情報 こども家庭審議会基本政策部会 (第12回 5/9)《こども家庭庁》
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の支援、こども・若者の自殺が増加する傾向にある長期休暇明け前後の集中的な啓発活動な
ど、体制強化を図りながら、自殺総合対策大綱19及びこどもの自殺対策緊急強化プラン20に基
づく総合的な取組を進めていく。
(こどもが安全に安心してインターネットを利用できる環境整備)
社会の情報化が進展する中、こどもが情報活用能力を身に付け、情報を適切に取捨選択し
て利用するとともに、インターネットによる情報発信を適切に行うことができるようにする
ことが重要な課題となっている。また、こどものインターネット利用の低年齢化が進む中、
こどもの健やかな成長を著しく阻害する有害情報21も氾濫し、犯罪被害につながるといった
重大な問題も起きている。これらのことを踏まえ、こどもが主体的にインターネットを利用
できる能力習得の支援や、情報リテラシーの習得支援、こどもや保護者等に対する啓発、フ
ィルタリングの利用促進22、ペアレンタルコントロール23による対応の推進など、こどもが安
全に安心してインターネットを利用できる環境整備に取り組む。
(こども・若者の性犯罪・性暴力対策)
こども・若者に対する性犯罪・性暴力は、被害当事者の心身に長期にわたり有害な影響を
及ぼす極めて悪質な行為である。年齢や性別にかかわらず、また、どのような状況に置かれ
たこども・若者であっても、性被害に遭うことはあってはならないとの認識の下、こども・
若者への加害の防止、相談・被害申告をしやすくする取組、被害当事者への支援、継続的な
啓発活動の実施等、総合的な取組を進めていく。
生命を大切にし、こどもを性暴力・性犯罪の加害者、被害者、傍観者にさせないための学
校・園における生命(いのち)の安全教育の全国展開を図る。
こども関連業務従事者の性犯罪歴等確認の仕組み(日本版DBS)の導入に向けて取り組
む。
こども・若者の性被害は潜在化・深刻化しやすいことなどを踏まえ、相談窓口の一層の周
知やこども・若者が相談しやすいSNS等の活用を推進するとともに、地域における支援体
制の充実のための取組を推進する。
(犯罪被害、事故、災害からこどもを守る環境整備)
こどもが一生に残る傷を負う事件やこどもが生命を失う事故が後を絶たず、こどもの生
命・尊厳・安全を脅かす深刻な状況があること等を踏まえ、こどもの生命を守り、犯罪被害
や事故、災害からの安全を確保することが全てのこどもが健やかに育つための大前提である
との認識の下、有害環境対策、防犯・交通安全対策、製品事故防止、防災対策等を進める。
こども・若者が、犯罪、事故、災害等から自らと他者の安全を守ることができるよう、体
験的な学びを含め、発達の程度に応じて、体系的な安全教育を推進する。こどもの安全に関
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