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参考資料1   こども大綱(令和5年12月22日閣議決定) (33 ページ)

公開元URL https://www.cfa.go.jp/councils/shingikai/kihon_seisaku/4b0eec52
出典情報 こども家庭審議会基本政策部会 (第12回 5/9)《こども家庭庁》
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りつつ、
「成長と分配の好循環」
(成長の果実が賃金に分配され、セーフティネット等による
暮らしの安心の下でそれが消費へとつながる)と「賃金と物価の好循環」(企業が賃金上昇
やコストを適切に価格に反映することで収益を確保し、それが更に賃金に分配される)とい
う「2つの好循環」の実現を目指す。
「一人ひとりが自らのキャリアを選択する」時代となり、働き方が大きく変化する中で、
労働者の主体的な選択による職業選択や労働移動が、企業と経済の更なる成長につながり、
構造的賃上げに資するものとなるよう、リ・スキリングによる能力向上支援、個々の企業の
実態に応じた職務給の導入、成長分野への労働移動の円滑化という三位一体の労働市場改革
を加速する。
賃上げの動きを全ての働く人々が実感でき、将来への期待も含めて、持続的なものとなる
よう、L字カーブ27の解消などを含め、男女ともに働きやすい環境の整備、
「同一労働同一賃
金」の徹底と必要な制度見直しの検討、希望する非正規雇用労働者の正規化を進める。
いわゆる「年収の壁(106 万円/130 万円)」については、壁を意識せずに働くことが可能
となるよう、取り組む。
(結婚を希望する方への支援、結婚に伴う新生活への支援)
結婚の希望が叶えられない大きな理由としては、経済的事情や仕事の問題などのほか「適
当な相手にめぐり会わないから」であり、多くの地方公共団体等において行われている出会
いの機会・場の創出支援について、効果の高い取組を推進し、より広域での展開、官民連携、
伴走型の支援を充実させる。
結婚に伴う新生活のスタートアップへの支援を推進する。
(悩みや不安を抱える若者やその家族に対する相談体制の充実)
子ども・若者総合相談センターなど、ニートやひきこもりの状態にあったり、進路や人間
関係等に悩みや不安を抱えていたりする若者やその家族に対する相談体制の充実を図る。
進学や就職、人間関係について悩みや不安を抱えたり、誰にも相談できず孤独やストレス
を感じたりするなど、こころのSOSサインに気づいた時の対処の仕方をはじめ、こころの
健康や病気、相談支援やサービスに関する情報等について学生を含む若者に周知する。
悩みや不安を抱える友達を相談支援やサポートにつなげることができるよう情報等を周
知する。


子育て当事者への支援に関する重要事項
核家族化の進展や地域のつながりの希薄化など家庭をめぐる環境が変化している中で、祖

父母や近隣の人から、子育てに関する助言や支援、協力を得ることが難しい状況にある。ま
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