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「異種移植の実施に伴う異種移植片由来感染症のリスク管理に関するガイドライン(案)」 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43769.html
出典情報 厚生科学審議会 再生医療等評価部会(第98回 9/20)《厚生労働省》
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別添3 異種移植において3T3J2株及び3T3NIH
株をフィーダー細胞とした上皮系の再生医療を実施
する際の考え方
1. 定義
用語

定義

フィーダー細胞

ヒト由来の細胞を増殖させるために共培養されるヒト以外の
動物に由来する細胞をいう。

培養組織

ヒトに移植するため、ヒトの細胞をフィーダー細胞との混合
培養により増殖させた組織をいう。

マスターセル

実際のフィーダー細胞を作製するための元となる細胞をい
う。

ワーキングセル

実際にフィーダー細胞として使用されるマスターセル由来の
細胞をいう。

種細胞株

フィーダー細胞に用いる細胞株

マスターセルバンク

種細胞株を一定の培養条件下で最低限の継代数を経て増殖さ
せ、複数のアンプル等に分注したもの。

ワーキングセルバンク

マスターセルバンクの1個又は複数個のアンプル等から得た
細胞を一定条件下でさらに増殖させ、複数のアンプルものに
分注したもの

2. 品質管理
2.1 確認試験
培養組織にフィーダー細胞が存在するか否かの確認試験を実施すること。

2.2 マスターセル及びワーキングセルの品質管理
各異種移植提供機関は、マスターセルについて「3.フィーダー細胞に用いる 3T3 細胞の
品質管理」に掲げる品質管理を実施し、病原体に感染していないことを確認すること。ワ
ーキングセルについても必要な検査を行うこと。

2.3 継代培養
マスターセル及びワーキングセルの継代は最小限とし、細胞株の同一性を確認するこ
と。
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