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参考資料3_モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第2回)議事録 (18 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/110/mext_00015.html
出典情報 モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第3回 5/11)《文部科学省》
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【永井座長】

どうぞ。

【小西調査研究チーム座長】

羽鳥先生、どうもありがとうございました。

今、4点あったかと思いますが、専門医の中で総合診療の話が出てまいったと思います。
多くの大学には総合診療科がございますが、ないところもございますということは各大学
にあろうかと思います。ただ、どういう状況であろうと、6年間を経て卒業させる学生や卒
業生に総合診療的あるいは総合的な診療能力を身につけることは当然でございますので、
それぞれ方略のところを含めて、どの診療科がどのようなことをしなければならないのか、
それは専門だけではなくて、専門も教える必要があると思いますが、ベースのところをど
う教えるかということは、方略にやはり書くべきところと思います。御意見、大変ありが
とうございました。少し考えてまいります。
2番目のStudent Doctorでますます膨れていくとスリム化をどうするのかということに
関しては、先ほどの山口委員の御質問とも重なりますので、少しまとめてと言うと失礼で
すが、合わせてお答えすることになろうかと思います。この世の中ですので、増えていく
ものはありましても、減らすものは難しいということがございます。私どもが今つくって
おりますチームでは、スリム化パトロールチームなるものを作ることを考えておりますが、
何を削ってというところはなかなか難しいところでございます。
二つの考え方がありまして、あまり細かくまで書かない、少し抽象化するという書き方
も一つのスリム化のテクニックではございます。ただ、そうしますと、CATOとのいろいろ
な、CBT等の出題基準あたりで引っかかるところもありますし、このあたりは考えながら進
んでいかなければいけません。海外でも、ここまで細かく書いているところは少なく、シ
ンガポールなどはどうもあるようですが、あまり多くはないと聞いております。
これが1点目のやり方ですが、ただ、中には、やはり専門医レベルの非常にまれな疾患が
あるわけです。こういうものについて、学生レベルではここまででいいのではないかとい
う考えはあってしかるべきかと思っております。別に専門医が悪いという言い方ではござ
いませんが、専門の人たちはどうしても新しいものを入れていく流れになりますので、6年
生でどこまでが必要かということは考えていくべきで、今回これには少し力を注ぎたいと
考えております。
それから、3番目は倫理ということが出てまいりました。また、4番目には科学技術の問
題が出てまいりました。倫理あるいはそれを学ぶことに関しては、現在のコアカリにも書
いてはあります。書いてはありますというか、実は結構しっかり書いてあるのです。ただ、

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