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参考資料3_モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第2回)議事録 (9 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/110/mext_00015.html
出典情報 モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第3回 5/11)《文部科学省》
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ッドプラクティス例示なども想定しているところでございます。
三つ目として、本年5月の医師法等改正を含む制度との整合も重要な点だと思います。
医学生の医業については、今後厚生労働省で協議が行われると聞いておりますので、こ
こと整合を取りたいと思います。臨床実習と卒後研修のシームレス化として、実習と研修
を一体的に記載し、実習前、実習後、研修後をマイルストーン的な表現にすることを考え
ています。この点については、厚生労働省及び卒後研修に関する組織と十分相談しながら
進めたいと思います。
四番目の学修者評価においては、コアカリの学修目標、国家試験の出題基準、共用試験
の学評などの動きを受けて、記載してまいりたいと思います。さらに国際標準、具体的に
はJACMEの領域2と3となると思いますが、こことの齟齬がないことは重要です。様々な医学
教育の部門との整合を重視して、これまでも、またこれからも対応を続けてまいりたいと
思います。
コアカリのスリム化は古くからの課題ではあります。医学の進歩によって足すものが間
違いなく増えていく中で、何を減らすかについてチームで考えていきたいと思います。
五番目です。コアカリは臨床医育成の分脈が強いとも言われますが、基礎系のみならず、
臨床や社会医学系の研究者の育成をも視野に入れて、リサーチマインドを持った医学生・
医師を育成し、多彩なキャリアパスを考慮に入れたコアカリにしたいと考えております。
六番目、最後に、私たちがともすればなりがちな意見に基づいたコアカリ改訂だけでは
なく、医学教育にあるベストエビデンスと教学データに基づいた科学的なアプローチから
考えてまいります。海外の状況をただまねるのではなく、海外の状況を参照して我が国ら
しいコアカリとしたいと考えているところです。この点で、今年度で調査をいたしました
海外のコアカリ等の研究について、参考資料におつけいたしました。
次のページをお願いいたします。ご審議いただきたいことも少しまとめてみました。
1番の資質・能力の改訂については、次の議題となりますので、ここでは省きます。
2の学修目標を資質・能力にひもづけて記載する構造へと変更することについて、今述べ
ましたように、資質・能力を独立した章とし、学修目標・到達目標とひもづけたいと考え
ております。繰り返しますが、学修目標の抽象度は平成28年度版を踏襲することを考えて
いるところです。
3番、コアカリに方略と評価を含める場合、どのような構造や範囲が望ましいかについて
ご審議いただければと思います。調査研究チームとしては、独立した章立てを想定してお

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