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参考資料3_モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第2回)議事録 (32 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/110/mext_00015.html
出典情報 モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第3回 5/11)《文部科学省》
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です。ですが、主にコアカリでは、新しい分野の臨床の部分が学ぶべきこととしてどんど
ん多くなって膨らんでいく傾向が否めません。医学を学ぶ段階で、医学の中には基礎領域
や社会医学の領域があることをきちんと認識してもらうことは、非常に大切であると思い
ます。基礎医学の重視は、日本の医学教育のいい部分でもあったと思いますし、ぜひ、何
らかの形で入れていただけるといいと思います。
それから、もう一つは先ほど小川先生も言われましたけれども、コアカリについては、
確かに先ほどの事務局の御説明は、そのとおりなのですが、小西先生も言われたように、
最後に社会がどのように見るかということは欠くべからざる視点です。つまり、社会の要
請を受けて、この医学のコアカリを策定するという、双方向の関係だと思います。社会の
要請で、医師、歯科医師、薬剤師、医療人に対しては、倫理の認識や人間性などのいろい
ろなものが求められている。それらは生涯にわたるものですが、いかに学部教育や卒後教
育の中で包含してやっていくかということが問われます。コアカリの位置づけを考えれば、
最低限、大学教育に担っていただきたいことを共有する、ということだと思います。
以上です。
【永井座長】

ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。

【福井委員】

福井ですが、よろしいでしょうか。すみません。

【永井座長】

はい、どうぞ。

【福井委員】

「総合的に患者・生活者をみる姿勢」とは、どちらかというと、様々な

病気を持っている人という視点で、生物としての1人の人間を見ることプラス社会的な要
因、社会の中でまさに生活者であることの様々な要因を考えて、トータルとして臨床判断
することも、この「総合的に患者・生活者をみる姿勢」というところに入っているのでし
ょうか。4行、5行の説明文を読むと、あくまでも生物学的・医科学的な問題についての全
体像としか読めなかったものですから。ぜひ、1個体の人が社会の中でいろいろな要因の影
響を受けていて、それらをも臨床判断上考慮しなくてはならないことも分かるようにした
ほうがいいと思った次第です。
以上です。
【永井座長】

小西座長。

【小西調査研究チーム座長】

クイックで答えます。最初これは「患者」とだけになっ

ていたところが、やはり未病も含めて今大事なところではないかという指摘を受けて、ど
の言葉にしようかとしたときに、私どもも、
「生活者」という言葉の中に心理的あるいは社

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