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参考資料3_モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第2回)議事録 (29 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/110/mext_00015.html
出典情報 モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第3回 5/11)《文部科学省》
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以上です。
【永井座長】

ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。奈良委員、どうぞ。

【奈良委員】

奈良でございます。とてもよくまとまっていると思うのですが、7番目に

ある「患者ケアのための診療技能」という新しい青字になりました。恐らく、患者ケアと
は「病気を診るより病人を見る」という精神に則っていると思いますが、
「患者ケア」とい
う言葉はむしろ看護学や介護のほうで先行して使われてきています。医学あるいは歯学の
モデル・コア・カリキュラムにおいて「患者ケア」という用語を使うに当たり、看護学や
介護の領域で間違えられる懸念があります。その点はいかがでしょうか。
【永井座長】

いかがでしょうか、小西先生。

【小西調査研究チーム座長】

1問1答にするのがいいか、むしろいろいろな御意見を伺

いたいところですが、例えば、アメリカがいいという分脈ではございませんが、アメリカ
のACGMEでもPatient Careとなっておりまして、これで、前回、診療機能と患者ケアとなっ
ていたところを、患者ケアとはやはり行為であって、学生あるいは卒業生のできることと
いう形の書換えをいたしました。
でも、奈良先生からの御意見は、この「患者ケアのための」という限定的な形容詞をつ
ける診療技能とは何なのだろうかという本質を恐らくつかれているところで、そこは、私
も「んっ」と少し考えるところがございます。ここでおおよそを決めていただき、少し修
正をすることをお許しいただければ、ありがたいと思います。患者ケアとは、先ほども言
いましたPatient Careということで、広い意味では医師の言葉として私はいいのではない
かと思うところもありますが、やはりイメージもありますので、少し考慮をいたします。
ありがとうございます。
【永井座長】

小川委員、どうぞ。

【小川委員】

ありがとうございます。私の認識がそもそも正しいかどうか御教示いた

だきたいのですが、コア・カリキュラムの位置づけについては、冒頭で南委員から御指摘、
御意見がございましたけれども、私自身は、教育をする大学側が教育の指針としてコアカ
リを使うという認識でございます。それから、学生の立場からすると、学生がどこまで学
修すればいいのか、例えばCBT、OSCEに合格できるのかという視点で使われるのだと思いま
す。そういう認識でよろしいのかどうかということと、その他総花的にいろいろな視点を
入れますと様々な意味で混乱をするのではないかと。ですから、コアカリの意味といいま
すか、位置づけを整理していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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