【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (119 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2012 年度より、JVARM とヒト医療現場での薬剤耐性菌のモニタリングである JANIS との連携を進めてお
り、JVARM で収集した健康家畜由来大腸菌のデータを JANIS のデータと比較可能な形式に変換し、その結果
をアンチバイオグラムとして動物医薬品検査所のウェブサイトで公表している 5。これにより、ヒトと動物の
薬剤耐性菌の動向を比較することが可能となっている。
図 10
ヒト由来大腸菌と家畜由来大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率の比較
ヒト由来株と肉用鶏由来株の第3世代セファロスポリン耐性率は 2011 年まで共に増加傾向にあったが、
2012 年以降肉用鶏では激減した。これは、一部の孵卵場で行われていた第3世代セファロスポリンの適応外
使用が、関係団体に JVARM の成績を示した上で取りやめるよう指導を行ったことにより中止されたことが要
因と考えられる 6。一方、ヒトでは、その後も増加傾向が続き、ヒトと肉用鶏では異なる傾向が認められてい
る。
118
関連画像
ページ内で利用されている画像ファイルです。