【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (37 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
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データ元:公益財団法人結核予防会結核研究所
2011 年から 2020 年の新登録肺結核菌培養陽性患者での主要抗結核薬(イソニアジド(INH)、リ
ファンピシン(RFP)及びエタンブトール(EB))への耐性率は、INH の耐性率は近年上昇傾向であ
るが、RFP 及び EB ほぼ横ばいであった。ストレプトマイシン(SM)耐性については、2017 年は、最
大 1.1 ポイントの上昇がみられたが、2018 年からはほぼ横ばいであった。多剤耐性(INH 及び RFP 両
剤に耐性)結核菌を有する患者は、年間約 50~60 名(0.4~0.9%)で推移している。
表 34 新規肺結核培養陽性患者数-登録時薬剤感受性の推移
培養陽性患者数, N
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
6,645
10,915
11,261
10,523
10,259
10,035
9878
9,580
9,016
8,110
INH 耐性, n
386
380
369
349
372
369
383
377
359
297
(%)*
(4.8)
(4.6)
(4.8)
(4.6)
(4.9)
(4.8)
(4.9)
(5.0)
(5.4)
(5.7)
RFP 耐性, n
(%)*
INH,RFP 両剤耐性†, n
(%)*
SM 耐性, n
(%)§
EB 耐性, n
(%)¶
86
73
64
76
77
74
80
87
65
60
(1.1)
(0.9)
(0.8)
(1.0)
(1.0)
(1.0)
(1.0)
(1.1)
(1.0)
(1.2)
60
60
47
56
48
49
52
55
44
46
(0.7)
(0.7)
(0.4)
(0.5)
(0.5)
(0.6)
(0.7)
(0.6)
(0.7)
(0.9)
509
475
469
476
461
557
471
428
356
(6.1)
(6.2)
(6.2)
(6.3)
(6.0)
(7.1)
(6.3)
(6.5)
(6.9)
-
151
106
130
129
100
106
130
126
78
(1.8)
(1.4)
(1.7)
(1.7)
(1.3)
(1.3)
(1.7)
(1.9)
(1.5)
*培養陽性患者数のうち INH 及び RFP の薬剤感受性結果がある患者(2011 年 8,046 人、2012 年 8,347 人、2013 年 7,701 人、
2014 年 7,645 人、2015 年 7,630 人、2016 年 7,732 人、2017 年 7,891 人、2018 年 7,570 人、2019 年 6,658 人、2020 年
5,209 人)を分母とする。-:調査を実施していない区分。
†
INH、RFP 両剤耐性=多剤耐性結核。
§
INH,RFP 両剤の感受性結果がある患者のうち、SM の感受性検査未実施または感受性結果不明である患者(54 人, 2012 年;
48 人, 2013 年; 52 人, 2014 年; 48 人, 2015 年; 47 人, 2016 年; 51 人, 2017 年;47 人,2018 年; 41 人,2019; 年 38 人,2020 年)
を除いたものに占める割合。
¶
INH,RFP 両剤の感受性結果がある患者のうち、EB の感受性検査未実施または感受性結果不明である患者(14 人, 2012 年;
13 人, 2013 年; 13 人, 2014 年; 19 人, 2015 年; 17 人, 2016 年; 14 人, 2017 年;13 人,2018 年; 8 人,2019 年; 14 人,2020 年)
を除いたものに占める割合。
36