【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (84 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
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データ元:動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)
動物用医薬品等取締規則に基づき報告された抗生物質及び合成抗菌剤の販売量をもとに、動物用抗
菌剤の原末換算量(トン:t)を集計した。2013 年から 2019 年における動物用抗菌剤の販売量は
748.44 から 871.02t であった。2019 年は 2018 年より全体の販売量は約 18t 増加し、これはマクロ
ライド系(約 26t)とペプチド系(約 7t)が影響しており、マクロライド系の増加は主に水産動物
(海水魚)の EM によるものであった。逆に減少したのはペニシリン系(約 15t)であり、特に豚の
減少の影響が大きかった。調査期間を通じて最も販売量が多い系統はテトラサイクリン系であり、全
体の 37.2 から 43.7%を占めていた。
一方で、ヒトの医療で重要な第3世代セファロスポリン系及びフルオロキノロン系の販売量につい
ては、それぞれ全体の 1%未満であった。
表 78 動物用抗菌剤の系統別原末換算量(t)
2013 年
Penicillins
2014 年
2015 年
2016 年
2017 年
2018 年
2019 年
78.17
77.96
83.73
99.75
101.02
107.31
5.58
5.50
5.89
6.45
6.65
7.06
8.02
1st generation cephalosporins
(4.71)
(4.58)
(4.98)
(5.41)
(5.50)
(5.67)
(6.62)
2nd generation cephalosporins
(0.19)
(0.20)
(0.12)
(0.16)
(0.18)
(0.22)
(0.14)
3rd generation cephalosporins
(0.68)
(0.71)
(0.79)
(0.88)
(0.96)
(1.18)
(1.26)
Aminoglycosides
39.52
40.64
35.47
47.86
44.76
35.61
35.17
Macrolides
77.70
70.43
98.41
134.12
140.83
154.72
180.71
Lincosamides
38.99
43.26
28.66
21.87
25.26
22.76
21.29
Tetracyclines
340.52
324.85
333.86
331.55
347.05
311.18
313.03
Cephalosporins (total)
92.41
Peptides
11.78
9.98
14.54
14.02
19.99
12.34
19.56
Other antibioitics
25.98
28.85
32.39
31.96
36.19
37.50
35.96
103.90
97.57
96.67
95.85
99.06
88.77
84.69
Quinolones
1.01
1.91
1.71
1.74
1.84
1.48
2.57
Fluoroquinolones
5.53
5.63
7.35
6.08
6.83
6.65
7.53
Amphenicols
21.53
26.15
29.73
26.49
27.11
24.82
27.38
Furan and derivatives
14.46
1.76
1.24
1.57
1.36
1.34
1.35
Other synthetic antibacterials
15.02
13.97
13.35
12.12
13.09
11.98
11.71
779.70
748.44
782.98
831.43
871.02
823.50
841.37
Sulfonamides
合計
*( )内は、内数。
83