よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

アクションプランの成果指標
ヒトに関するアクションプランの成果指標:特定の耐性菌の分離率(%)*
2020 年(目標値†)

2013 年

2014 年

2015 年

2016 年

2017 年

2018 年

2019 年

2020 年

47.4

47.0

40.5

36.4

29.1

38.3

32.0

33.3

3.2

2.5

2.7

2.1

2.1

2.2

2.2

3.5

大腸菌のフルオロキノロン耐性率

35.5

36.1

38.0

39.3

40.1

40.9

41.4

41.5

25%以下

黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性率

51.1

49.1

48.5

47.7

47.7

47.5

47.7

47.5

20%以下

緑膿菌のカルバペネム耐性率 (イミペネム)

17.1

19.9

18.8

17.9

16.9

16.2

16.2

15.9

10%以下

緑膿菌のカルバペネム耐性率 (メロペネム)

10.7

14.4

13.1

12.3

11.4

10.9

10.6

10.5

10%以下

大腸菌のカルバペネム耐性率 (イミペネム)

0.1

0.1

0.1

0.1

0.1

0.1

0.1

0.1

0.2%以下(同水準)



大腸菌のカルバペネム耐性率 (メロペネム)

0.1

0.2

0.2

0.2

0.1

0.1

0.1

0.1

0.2%以下(同水準)



肺炎桿菌のカルバペネム耐性率 (イミペネム)

0.3

0.3

0.3

0.2

0.2

0.3

0.2

0.2

0.2%以下(同水準)



肺炎桿菌のカルバペネム耐性率 (メロペネム)

0.6

0.6

0.6

0.5

0.4

0.5

0.4

0.4

0.2%以下(同水準)



§

肺炎球菌のペニシリン非感受性率,髄液検体

肺炎球菌のペニシリン非感受性率,髄液検体以外§

15%以下

*JANIS データより作成。2013 年からは2年おきにデータを掲載していたが、2017 年以降は毎年のデータを掲載している


目標値は、AMR 対策アクションプラン文献 1 より抜粋。

§

アクションプランにある 2014 年の肺炎球菌のペニシリン非感受性率は、CLSI 2007 の基準に沿ってペニシリンの MIC が 0.125μg/ml 以上を

耐性としている。しかし、2008 年に CLSI が基準を変更し、髄液検体と髄液以外の検体とで基準が別になり、それに伴い JANIS でも 2015 年以
降髄液検体と髄液以外の検体とで集計を分けて掲載している。


AMR 対策アクションプラン(文献 1)には、2014 の大腸菌と肺炎桿菌のカルバペネム耐性率は 0.1%と 0.2%であり、2020 年の耐性率を同水準

に維持するとある。

ヒトに関するアクションプランの成果指標:抗菌薬使用 (DID) (販売量による検討)
2013 年†
全抗菌薬

2020 年

2013 年との比較

2020 年(目標値*)

14.52

10.18

29.89%減

33%



経口セファロスポリン系薬

3.91

2.24

42.7%減

50%



経口フルオロキノロン系薬

2.83

1.66

41.3%減

50%



経口マクロライド系薬

4.83

2.93

39.3%減

50%



静注抗菌薬

0.90

0.87

1.1%減

20%



DID: Defined daily dose per 1,000 inhabitants per day

人口 1,000 人あたりの1日使用量。

*目標値は、 文献 1 より抜粋。†文献 2 から作成。

動物に関するアクションプランの成果指標:特定の耐性菌の分離率(%)
大腸菌のテトラサイクリン耐性率(農場)

2014 年*

2015 年*

45.2

39.9

(と畜場)

39.8

大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率(農場)

1.5

(と畜場)
大腸菌のフルオロキノロン耐性率(農場)
(と畜場)

2017 年

2018 年

2019 年

47.6

40.8

43.6

44.3

2.4

2.1

1.1

2.1

5.0

4.0

4.7

5.1

0.9
0.7

4.7

2016 年

3.8
2.7

2020 年(目標値**)
33%以下

G7 各国の数値と同水準

G7 各国の数値と同水準

*文献 3 から作成、一部改変。JVARM「農場における家畜由来細菌の薬剤耐性モニタリング結果」
**目標値は、文献 1 より抜粋。

引用文献
1.

国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議.“AMR 対策アクションプラン

2016-2020” 2016.

2.

Muraki Y, et al.“Japanese antimicrobial consumption surveillance: first report on oral and parenteral antimicrobial
consumption in Japan (2009–2013)” J Glob Antimicrob Resist. 2016 Aug 6;7:19-23.

3.

農林水産省動物医薬品検査所 “薬剤耐性菌のモニタリング Monitoring of AMR”
https://www.maff.go.jp/nval/yakuzai/yakuzai_p3.html

15