よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(2)動物
① 家畜由来細菌
データ元:動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)
JVARM では、CLSI に準拠した微量液体希釈法による薬剤感受性試験を実施し、収集した各種菌株
の抗菌剤の MIC 値を測定している。なお、ブレイクポイント(BP)は、CLSI で規定されている薬剤
についてはその値を採用し、CLSI で規定されていない薬剤については、EUCAST で規定されている値
又は微生物学的 BP(二峰性を示す MIC 分布の中間点)を採用した。
病畜由来細菌
病畜由来細菌については、家畜保健衛生所において病性鑑定を実施した家畜から分離された菌を調
査対象とした
ⅰ. Salmonella

spp.

2011 年から 2019 年に 11 薬剤を対象として調査を行った。2019 年に 20 株以上が収集された牛及
び豚由来株の耐性率については、ABPC に対して 50%を超える耐性が認められた。一方ヒトの医療で
重要な抗菌剤である CTX 及び CPFX の牛及び豚由来株での耐性率は 2%未満であった。なお 2016 年
から、セファゾリン(CEZ)、CL 及び CPFX は CLSI の変更後の低い BP と変更している点に留意す
る必要がある。また、2014 年から 2019 年に病畜から分離されたサルモネラの血清型は、牛では S.
Typhimurium 及びその単相変異型である S. 4:i:-が多く、豚では、S. Typhimurium、S. 4:i:-及び S.
Choleraesuis が、鶏では、S. Schwarzengrund、S. Infantis 及び S.Enteritidis が多かった。

43