【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書年次報告書2021(たたき台) (49 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
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健康家畜由来の食品媒介性病原細菌及び指標菌については、と畜場及び食鳥処理場において採取し
た糞便を用いて調査した。なお、JVARM の開始当初は家畜保健衛生所が農場において採取した対象家
畜の糞便を検体とした調査を実施していたが、2012 年度より集約的なサンプリングが可能でより食品
に近いことから、と畜場及び食鳥処理場における調査が 2012 年度より開始された。両調査での成績に
大きな違いがないことが確認された 2016 年度から健康家畜由来細菌については、と畜場及び食鳥処
理場モニタリングに移行した。
ⅰ. Escherichia coli
2012 年から 2017 年に 12 薬剤、2018 年以降は更に MEPM を加えた 13 薬剤を対象に調査を行っ
た。2019 年は、豚及び鶏由来株の SM 及び TC で、40%を超える耐性が認められた。ヒトの医療で重
要な CTX、CPFX 及び CL に対する耐性率は、それぞれ 4%未満、13%未満及び 3%未満であり、MEPM
に対する耐性率は 0.0%であった。
表 49 と畜場及び食鳥処理場由来の Escherichia coli の耐性率の推移 (%)
薬剤
BP
ABPC
32*
CEZ
MEPM
SM
GM
KM
TC
NA
CPFX
2012 年
2013 年
2014 年
2015 年
2016 年
2017 年
2018 年
2019 年
牛
2.4
6.5
3.0
5.5
7.4
4.8
11.6
6.3
豚
32.3
26.0
43.0
34.4
36.7
33.7
34.9
32.5
鶏
30.8
35.5
40.1
43.5
36.1
39.3
36.1
36.7
8*
牛
0.4
0.3
0.0
0.0
1.9
0.8
0.5
1.0
(2015 年以
豚
1.0
0.8
1.1
1.0
6.7
1.2
2.4
3.8
前は 32)
CTX
動物種
4*
4*
32
16*
64*
16*
32*
4*
§1
§1
7.7
4.7§1
鶏
3.0
7.8
5.8
3.8
10.8
牛
0.0
0.0
0.4
0.0
0.4
0.4
0.0
0.7
豚
0.0
0.0
1.1
0.0
1.1
1.2
0.0
2.5
鶏
1.5
4.8
4.1
2.2
5.7
4.7
3.2
3.1
牛
-
-
-
-
-
-
0.0
0.0
豚
-
-
-
-
-
-
0.0
0.0
鶏
-
-
-
-
-
-
0.0
0.0
牛
14.9
12.3
17.1
12.4
22.1
19.0
18.5
19.7
豚
44.1
44.9
52.7
39.6
50.0
41.0
49.4
41.3
鶏
39.1
38.6
44.8
41.8
51.3
41.3
48.4
40.6
牛
0.0
0.3
0.0
0.0
0.8
0.0
0.0
0.0
豚
0.5
2.4
6.5
2.1
3.3
3.6
3.6
2.5
鶏
1.5
1.8
2.9
2.2
5.1
6.0
5.2
6.3
牛
1.2
1.5
0.4
0.7
4.3
1.2
0.0
0.7
豚
9.7
7.9
9.7
8.3
10.0
10.8
8.4
10.0
鶏
24.1
24.1
33.1
37.5
43.7
36.7
43.9
37.5
牛
19.0
16.4
19.8
18.6
29.8
21.0
26.5
22.9
豚
58.5
62.2
59.1
45.8
56.7
55.4
55.4
47.5
鶏
49.6
44.0
43.6
54.9
56.3
46.0
49.0
62.5
牛
2.4
1.8
2.3
2.6
2.3
2.0
2.1
1.4
豚
4.1
11.0
9.7
5.2
15.6
12.0
12.0
11.3
鶏
39.8
36.1
45.3
35.9
35.4
39.3
40.6
36.7
牛
0.0
0.6
0.8
0.0
0.4
0.0
0.5
0.3
豚
1.5
0.8
2.2
3.1
4.4
0.0
1.2
2.5
鶏
6.0
5.4
9.9
4.9
10.1
12.0
12.3
12.5
48
6.7
§1