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参考資料4 「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」報告書 (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》 |
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⑤ 数値設定の対象となる検診
・ 今回提案する数値指標は対策型検診(集団、個別共に)を対象とする。また、有効
性のある検査法による検診(下記の検診法)のみが対象である。
乳がん:視触診とマンモグラフィの併用
子宮頸がん:細胞診
大腸がん:便潜血検査
胃がん:胃 X 線
肺がん:胸部 X 線と喀痰検査(高危険群のみ)の併用
各がん検診に関する事業評価指標とそれぞれの許容値及び目標値(案)
乳がん
子宮がん
大腸がん
胃がん
精検
許容値
80%以上
70%以上
70%以上
70%以上
受診率
目標値
90%以上
90%以上
90%以上
90%以上
未把握率
精検
未受診率
肺がん
70%以上
許容値
10%以下
10%以下
10%以下
10%以下
90%以上
10%以下
目標値
許容値
5%以下
10%以下
5%以下
20%以下
5%以下
20%以下
5%以下
20%以下
5%以下
20%以下
目標値
5%以下
5%以下
5%以下
5%以下
5%以下
精検未受診・ 許容値
20%以下
30%以下
30%以下
30%以下
20%以下
未把握率
目標値
10%以下
10%以下
10%以下
10%以下
10%以下
11.0%以下(※)
要精検率(許容値)
1.4%以下 7.0%以下 11.0%以下 3.0%以下
0.23%以上(※) 0.05%以上 0.13%以上 0.11%以上 0.03%以下
がん発見率(許容値)
陽性反応適中度(許容値) 2.5%以上(※) 4.0%以上 1.9%以上 1.0%以上 1.3%以上
(※)乳がん検診の要精検率、がん発見率及び陽性反応適中度については、参考値とする(算出
対象の平成 17 年度データはマンモグラフィ検診が本格実施された最初の年のものであり、
初回受診者の割合が著しく高いことに影響され、過大評価されている可能性が高いため)
。
⑥ 数値指標の具体的な活用方法
・ 今回提示する数値指標は主として都道府県に対するものであり、その主たる目的は
精度管理の不十分な地域の改善である。
・ 自治体においては、今回示した許容値・目標値と自らの自治体における精度管理指
標をとの関係を確認し、他自治体と比べて偏った位置にいるのであれば、現在の検
診に何かしら要因が存在しないかなどにつき、検討するきっかけとして扱うのが妥
当と考えられる。
・ 具体的には、都道府県においては以下のような活用方法が想定される。
・ 各指標について今回示した数値指標との比較を行う等の方法により、都道府県
全体としてのがん検診の事業評価を行う。
・ 各指標について市町村毎、検診実施機関毎の検討を行い、指標値との大きな乖
離がないか検証する。ただし、本項で示した暫定指標値は一定以上の人口規模
を有する都道府県単位で使用されることを想定したものであり、検診実施機関
は勿論、市町村毎の指標値も都道府県の指標値に比べ、信頼度はごく低いので
注意を要する。とくにがん発見率については判断はできない。
・ 一方、精検受診率やその結果の未把握率・未受診率は検診機関においてもそれ
ぞれ100%と0%に近いほど良いので個々の機関や市町村で重視すべきで
ある。
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・ 今回提案する数値指標は対策型検診(集団、個別共に)を対象とする。また、有効
性のある検査法による検診(下記の検診法)のみが対象である。
乳がん:視触診とマンモグラフィの併用
子宮頸がん:細胞診
大腸がん:便潜血検査
胃がん:胃 X 線
肺がん:胸部 X 線と喀痰検査(高危険群のみ)の併用
各がん検診に関する事業評価指標とそれぞれの許容値及び目標値(案)
乳がん
子宮がん
大腸がん
胃がん
精検
許容値
80%以上
70%以上
70%以上
70%以上
受診率
目標値
90%以上
90%以上
90%以上
90%以上
未把握率
精検
未受診率
肺がん
70%以上
許容値
10%以下
10%以下
10%以下
10%以下
90%以上
10%以下
目標値
許容値
5%以下
10%以下
5%以下
20%以下
5%以下
20%以下
5%以下
20%以下
5%以下
20%以下
目標値
5%以下
5%以下
5%以下
5%以下
5%以下
精検未受診・ 許容値
20%以下
30%以下
30%以下
30%以下
20%以下
未把握率
目標値
10%以下
10%以下
10%以下
10%以下
10%以下
11.0%以下(※)
要精検率(許容値)
1.4%以下 7.0%以下 11.0%以下 3.0%以下
0.23%以上(※) 0.05%以上 0.13%以上 0.11%以上 0.03%以下
がん発見率(許容値)
陽性反応適中度(許容値) 2.5%以上(※) 4.0%以上 1.9%以上 1.0%以上 1.3%以上
(※)乳がん検診の要精検率、がん発見率及び陽性反応適中度については、参考値とする(算出
対象の平成 17 年度データはマンモグラフィ検診が本格実施された最初の年のものであり、
初回受診者の割合が著しく高いことに影響され、過大評価されている可能性が高いため)
。
⑥ 数値指標の具体的な活用方法
・ 今回提示する数値指標は主として都道府県に対するものであり、その主たる目的は
精度管理の不十分な地域の改善である。
・ 自治体においては、今回示した許容値・目標値と自らの自治体における精度管理指
標をとの関係を確認し、他自治体と比べて偏った位置にいるのであれば、現在の検
診に何かしら要因が存在しないかなどにつき、検討するきっかけとして扱うのが妥
当と考えられる。
・ 具体的には、都道府県においては以下のような活用方法が想定される。
・ 各指標について今回示した数値指標との比較を行う等の方法により、都道府県
全体としてのがん検診の事業評価を行う。
・ 各指標について市町村毎、検診実施機関毎の検討を行い、指標値との大きな乖
離がないか検証する。ただし、本項で示した暫定指標値は一定以上の人口規模
を有する都道府県単位で使用されることを想定したものであり、検診実施機関
は勿論、市町村毎の指標値も都道府県の指標値に比べ、信頼度はごく低いので
注意を要する。とくにがん発見率については判断はできない。
・ 一方、精検受診率やその結果の未把握率・未受診率は検診機関においてもそれ
ぞれ100%と0%に近いほど良いので個々の機関や市町村で重視すべきで
ある。
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