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参考資料4 「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」報告書 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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3.がん検診の精度管理・事業評価について
3.1.現状及び基本的な考え方
わが国におけるがん検診の精度管理は、必ずしもすべての実施主体において十分行われてい
るとはいえない。精度管理を向上させるにあたっては、英国等で成果を挙げているがん検診の
精度管理のシステムが参考になる。これは、製品の質を高めるために用いられる品質管理手法
に通じる考え方に基づいたシステムであり、3つの段階(
「目標と標準の設定」

「質と達成度の
モニタリング・分析」及び「改善に向けた取組」
)がその基本的な構造。
わが国におけるがん検診の精度管理を推進するためには、この3つの段階について、がん検
診に関わる関係者(国、都道府県、市町村、検診実施機関等)の役割を明確にした上で、それ
ぞれが果たすべき役割を着実に果たしていくことが求められる。

目標と標準の
設定

質と達成度の
モニタリング・分析

改善に向けた
取組

これまで、市町村事業におけるがん検診の事業評価を行うにあたっての国、都道府県、市町
村及び検診実施機関の役割については、厚生労働省「がん検診に関する検討会」において、主
に専門的な観点からの検討が行われてきた(別添3)
。本委員会では、がん検診に関わる当事者
である都道府県、市町村及び検診実施機関の参画を得た上で、
「がん検診に関する検討会」にお
ける検討結果を踏まえ、より具体的な取組のあり方について検討を行った。
本報告書では、
「3.2」から「3.5」において主に市町村事業におけるがん検診の精度管
理・事業評価のあり方について、
「3.6」において職場等において行われるがん検診の精度管
理・事業評価のあり方について述べる。

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