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参考資料4 「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」報告書 (70 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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仕様書に明記すべき必要最低限の精度管理項目【乳がん検診】
1.検査の精度管理
検診項目
□・検診項目は、問診、マンモグラフィ検査、視・触診とする。
撮影(撮影機器、撮影技師)
□・乳房エックス線撮影装置が日本医学放射線学会の定める仕様基準注1)を満たす。
□・乳房エックス線撮影における線量および写真の画質について、第三者による外部評価を受ける。
□・撮影技師はマンモグラフィの撮影に関する適切な研修注2)を修了する。
読影
□・マンモグラフィ読影講習会注2)を修了し、その評価試験の結果が A または B である者が、読影に従事する。
□・読影はダブルチェックを行う(うち一人はマンモグラフィの読影に関する適切な研修注 2)を修了しその評価試験の結
果が A または B である)。
記録の保存
□・マンモグラフィ写真は少なくとも 3 年間は保存する。
□・問診記録・検診結果は少なくとも 5 年間は保存する。
受診者への説明
□・要精密検査となった場合には、必ず精密検査を受ける必要があることを事前に明確に知らせる。
□・精密検査の方法や内容について説明する。
□・精密検査の結果の市町村への報告などの個人情報の取り扱いについて、受診者に対し十分な説明を行う。

2.システムとしての精度管理
□・精密検査結果及び治療注3)結果の報告を、精密検査実施機関から受ける。
□・診断のための検討会や委員会(第三者の乳がん専門家を交えた会)を設置する。

3.事業評価に関する検討
□・チェックリストに基づく検討を実施する。
□・都道府県がプロセス指標(受診率、要精検率、精検受診率、がん発見率、陽性反応適中度)に基づく検討ができる
ようデータを提出する。

4.がん検診の集計・報告
□・実施主体へのがん検診の集計・報告は、地域保健・健康増進事業報告に必要な項目で集計する。

注 1)乳がん検診に用いるエックス線装置の仕様基準:マンモグラフィによる乳がん検診の手引き-精度管理マニュア
ル第 3 版参照
注 2)マンモグラフィ撮影、読影及び精度管理に関する基本講習プログラムに準じた講習会
基本講習プログラムに準じた講習会とは、検診関連 6 学会(日本乳癌検診学会、日本乳癌学会、日本医学放射線
学会、日本産科婦人科学会、日本放射線技術学会、日本医学物理学会)から構成されるマンモグラフィ検診精度
管理中央委員会の教育・研修委員会の行う講習会等をいう。なお、これまで実施された「マンモグラフィ検診の実
施と精度向上に関する調査研究」班、「マンモグラフィによる乳がん検診の推進と精度向上に関する調査研究」班
および日本放射線技術学会乳房撮影ガイドライン・精度管理普及班による講習会等を含む
注 3)組織や病期把握のための治療など

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