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04-2 令和7年度予算概算要求主要事項 (22 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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(3)読書活動総合推進事業
(前 年 度 予 算 額
令和7年度要求額

1.趣

44,550千円)
85,485千円



急激に変化する時代において、必要とされる資質・能力を育む上で、読解力や想像力、思
考力、表現力等を養う読書活動の推進は不可欠である。
政府は、子供の読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、第五
次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定した(令和5年3月閣議決定)

本計画に基づき、国は、子供の読書習慣の形成に向けて、子供の読書活動に対する課題解決
のための効果的な取組を講じる必要がある。
公立学校に設置される学校図書館においては、学習指導要領を踏まえ、その機能を活用し
た授業実施や読書活動の充実が求められている。国は、第6次「学校図書館図書整備等5か
年計画」を策定し、地方財政措置を活用した学校図書館の計画的な整備を推進するとともに、
本計画を踏まえた自治体における図書購入等を促すための取組の実施が必要となっている。
我が国を取り巻く読書環境は厳しい状況にあり、公立図書館数は増加しているものの、地
方財政の悪化などを背景に自治体の図書購入費も減少している。また、読書文化の形成拠点
である書店はこの 10 年で約3割減少し、全国の市町村の 26.2%の自治体には書店が存在し
ない状況にある。
このような現状において、全ての国民があらゆる機会と場所において書籍に触れ、読書を
行うことができるよう、図書館及び文化拠点としての書店等の振興が図られるとともに、図
書館等が地域の書店等との連携により地域に根差した読書環境醸成に取り組むことや、連
携・協働による活動を通じた地域の活性化などが期待されており、「経済財政運営と改革の
基本方針 2024」においても、書籍を含む文字・活字文化の振興(書店と図書館等との連携
促進を含む)や書店の活性化を図ることが掲げられている。
上記の各計画や現状を踏まえ、本事業では、図書館・学校図書館の機能強化や活性化のた
めの特色ある先導的な取組モデルの構築や「子ども読書の日」の普及啓発等の実施により、
各計画を着実に実行するとともに、地域の多様な主体が連携協働した読書を通じたまちづ
くりの実施のためのモデル構築を行うことを通して、全国的な読書活動の総合的な推進を
図る。

2.事業内容
(1)図書館・学校図書館等を活用した読書活動の推進

9,982 千円(7,602 千円)

子ども読書推進計画等に対応した読書活動や学習指導要領を踏まえた学校図書館の
機能強化・活性化に向け、新たな読書活動を推進するためのモデル構築を実施する。

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