性、免疫不全疾患を有する者からウイルスが排出されている可能性がある。


Sabin 株１型及び３型の場合で、弧発例であれば、リスク評価の結果、対応不要となる可能性もあ
る。



PEF がある地域で検出された場合は、検出株を解析することにより、海外からの感染者を介した
ポリオウイルスの流入、PEF からの漏出のいずれなのか、見極めることが重要である。
ポリオウイルスが検出された下水処理場の流域を管轄する自治体は、地域における予防接種率
を確認する。

④

対策の企画と実施
都道府県は、リスク評価結果を踏まえ、感染症法第 15 条第１項に基づく積極的疫学調査の一環

として環境水サーベイランスを強化する。環境水サーベイランスの強化については、「8.1 環境水サー
ベイランス」を参照のこと。
都道府県から環境水サーベイランスの実施に当たって協力を求められた市町村においては、下
水採取等の対応について協力することが望ましい。必要に応じて、汚泥等の処理方法を検討する。
国並びに都道府県又は保健所設置市区は、周囲に多くの無症状病原体保有者が存在し、地域で
感染が拡大している可能性も踏まえ、ポリオ患者を早期に発見するため、医療機関に対し、当該事
案の情報提供及び注意喚起、診断時の医師の届出を徹底することの周知を行う。また、国及び JIHS
は、必要に応じて職員を現地に派遣し、必要な調整や支援を行う。
AFP サーベイランスにより患者（確定例）を検知した場合は、事案５を参照のこと。
⑤

対応の評価と振り返り
国、JIHS 並びに都道府県又は保健所設置市区は、事案が終息後、事案に関する対応内容の事

後評価、今後の対応に向けたマニュアル等の改訂等の内容を確認する。

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