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【参考資料3-2】ポリオウイルスに対する緊急時対応計画(案)[1.3MB] (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》
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9.2.

AFP サーベイランス等の徹底

PEF で封じ込め破綻が発生した場合、環境水でポリオウイルスが検出された場合又はポリオ患者が探
知された場合には、周辺の小児科及びその他医療機関に対して、ポリオウイルスによる AFP 症例が発生
する可能性又は病原体サーベイランスにおいてポリオウイルスが検出される可能性が高まることについ
て、国、JIHS 及び地方公共団体が連携の上、周知する必要がある。特に、事案4のように環境水でポリオ
ウイルスが検出された場合は、海外からの感染者を介しての流入、地域内で伝播している可能性等を考
慮し、都道府県又は保健所設置市区は、感染症法第 15 条第 1 項に基づく積極的疫学調査や、併せて
AFP サーベイランスや病原体サーベイランスを徹底する。
その他、地域の人口密度や年齢層、社会文化背景も踏まえ、潜在的なリスク要因を特定し、ポリオ患者
の感染源と感染経路を特定すること、また、周辺地域に AFP を呈する患者の有無を確認するなどで、地
域内での伝播を評価することが重要である。ポリオウイルスに感染しても AFP を呈する頻度は低いが、ポ
リオウイルスによる AFP 症例の発生は、多くの不顕性感染者がいる可能性がある24ことに留意する 2。

24

国立感染症研究所「ポリオ(急性灰白髄炎・小児麻痺)とは」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/386-polio-intro.html

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