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【参考資料3-2】ポリオウイルスに対する緊急時対応計画(案)[1.3MB] (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》 |
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9.
サーベイランスの強化
9.1. 環境水サーベイランスの強化
PEF で封じ込め破綻し、ポリオウイルスの漏出事案が発生した場合、環境水サーベイランスでポリオウ
イルスを検出した場合や AFP サーベイランス等で患者を探知した場合は、平時に環境水サーベイランス
が行われていない地域においても、都道府県又は保健所設置市区は、感染症法第 15 条第 1 項に基づく
積極的疫学調査により、地方衛生研究所等と連携しつつ、PEF 周辺、ばく露者や感染者の居住地域付近、
その他疫学的に重要な場所における環境水サーベイランスを実施又は強化することが想定される。緊急
時において、新たに環境水サーベイランスを実施する必要がある地方衛生研究所等については、専門家
の現地派遣による技術供与を開始するとともに、既に環境水サーベイランスを実施している地方衛生研
究所等との連携による検体受入等や民間検査機関等の活用等を検討する。
強化の範囲については、「3 リスク評価」の結果を踏まえて検討する必要がある。必要な期間で実施す
ることを検討する。
なお、環境水サーベイランスを強化する対応としては、検査に用いる下水の採水回数を月1回から月2
回以上へ増やす23。また、下水の採水箇所について、可能な限り、1か所から近隣の数か所へ増やすこと
が望ましい。環境水サーベイランスの強化を実施する期間については、WPV・VDPV が最後に検出されて
から6ヶ月を経てもポリオウイルスが検出されない場合、アウトブレイクが終息したと判断し、対応を終了
する 1,21。(図表 11 参照)
患者が確認されている場合には、全ての患者等の個室管理が終了し、かつ、WPV・VDPV が最後に検
出されてから6ヶ月の環境水サーベイランスの強化期間を経てもポリオウイルスが検出されない場合、ア
ウトブレイクが終息したと判断し、対応を終了する 1,21。また、JIHS による型内鑑別の実施件数の対応能力
を超える場合には、JIHS 以外の検査機関において判定可能とするなどの検討を行う。
図表 11 環境水サーベイランス強化の結果をふまえた対応1
23
STANDARD OPERATING PROCEDURES RESPONDING TO A POLIOVIRUS EVENT OR OUTBREAK(WHO)
https://polioeradication.org/wp-content/uploads/2022/09/Standard-Operating-Procedures-For-Responding-to-a-Poliovirus-Event-OrOutbreak-20220905-V4-EN.pdf
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サーベイランスの強化
9.1. 環境水サーベイランスの強化
PEF で封じ込め破綻し、ポリオウイルスの漏出事案が発生した場合、環境水サーベイランスでポリオウ
イルスを検出した場合や AFP サーベイランス等で患者を探知した場合は、平時に環境水サーベイランス
が行われていない地域においても、都道府県又は保健所設置市区は、感染症法第 15 条第 1 項に基づく
積極的疫学調査により、地方衛生研究所等と連携しつつ、PEF 周辺、ばく露者や感染者の居住地域付近、
その他疫学的に重要な場所における環境水サーベイランスを実施又は強化することが想定される。緊急
時において、新たに環境水サーベイランスを実施する必要がある地方衛生研究所等については、専門家
の現地派遣による技術供与を開始するとともに、既に環境水サーベイランスを実施している地方衛生研
究所等との連携による検体受入等や民間検査機関等の活用等を検討する。
強化の範囲については、「3 リスク評価」の結果を踏まえて検討する必要がある。必要な期間で実施す
ることを検討する。
なお、環境水サーベイランスを強化する対応としては、検査に用いる下水の採水回数を月1回から月2
回以上へ増やす23。また、下水の採水箇所について、可能な限り、1か所から近隣の数か所へ増やすこと
が望ましい。環境水サーベイランスの強化を実施する期間については、WPV・VDPV が最後に検出されて
から6ヶ月を経てもポリオウイルスが検出されない場合、アウトブレイクが終息したと判断し、対応を終了
する 1,21。(図表 11 参照)
患者が確認されている場合には、全ての患者等の個室管理が終了し、かつ、WPV・VDPV が最後に検
出されてから6ヶ月の環境水サーベイランスの強化期間を経てもポリオウイルスが検出されない場合、ア
ウトブレイクが終息したと判断し、対応を終了する 1,21。また、JIHS による型内鑑別の実施件数の対応能力
を超える場合には、JIHS 以外の検査機関において判定可能とするなどの検討を行う。
図表 11 環境水サーベイランス強化の結果をふまえた対応1
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STANDARD OPERATING PROCEDURES RESPONDING TO A POLIOVIRUS EVENT OR OUTBREAK(WHO)
https://polioeradication.org/wp-content/uploads/2022/09/Standard-Operating-Procedures-For-Responding-to-a-Poliovirus-Event-OrOutbreak-20220905-V4-EN.pdf
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