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【参考資料3-2】ポリオウイルスに対する緊急時対応計画(案)[1.3MB] (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》
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が重要である。ばくろ者が感染しているリスクが高い場合であっても、個別のトイレ(一般排水に接続しな
い設備や簡易トイレ等を使用することに留意すること。)を確保することが可能で、感染予防策への協力
が得られる等の場合には、自宅での個室管理(待機)も差し支えないものと考えられる。その他、ばく露者
への対応については図表4に示す。
※1 ばく露者の対応について、低リスクと高リスクの判断は、ばく露ウイルス株(WPV・VDPV、Sabin 株、
血清型)、ばく露箇所(傷のない皮膚か、傷のある皮膚や目・口等)、ばく露量、予防接種歴の有無、
中和抗体価によってリスクが異なるため、ばく露の状況等によって個別に判断を行う。
※2 第二種感染症指定医療機関は、一般下水のため、便回収を行うための簡易トイレ等が必要であ
る。なお、PEF においてばく露者が発生するなどの事案が生じた場合には、PEF が個室管理のため
の入院に関する医療費を負担することが望まれる。
※3 自宅管理の場合の簡易トイレの提供、便の回収、滅菌又は焼却については、検体送付費用等も
含めて PEF が主体的に実施すること。
ばく露者の個室管理を終了する際の条件は、便及び咽頭拭い液による検査にて少なくともばく露後7日
間経過し、検査結果が陰性であることが確認された場合である。
(参考)
・急性弛緩性麻痺を認める疾患のサーベイランス・診断・検査・治療に関する手引き(第3版)(令和7年
3月「「急性弛緩性麻痺等の神経疾患に関する網羅的病原体検索を含めた原因及び病態の究明、治
療法の確立に資する臨床疫学研究)研究班)12

図表 4 ばく露者への対応のまとめ 3
対応

低リスク事例

高リスク事例

個室管理の場所

自宅、PEF
医療機関(個室、個別トイレ)、PEF、
(個別のトイレが確保できている 自宅(個別のトイレが確保できている
など)
など)

個室管理期間
検査(検体採取及
び JIHS へ の 送
付)
便処理

7日間毎日採取した検体の検査結果が全て陰性と確認されるまでの間
便及び咽頭拭い液:少なくとも7日間(毎日)
血液:ばく露日及び 15-21 日後

医療従事者

手洗い・衛生管理推奨

回収のうえ、滅菌または焼却
※便回収を行うため、簡易トイレ等を使用する
予防策としてガウン・手袋着用
ワクチン未接種の場合はマスク着用

洗浄・消毒
汚染箇所に応じた消毒を行う(「7洗浄・消毒等」参照)
廃棄物処理(検体 感染性のあるものとして扱う
含む)

12

急性弛緩性麻痺を認める疾患のサーベイランス・診断・検査・治療に関する手引き(第3版)(令和7年3月「
「急性弛緩性麻痺等の
神経疾患に関する網羅的病原体検索を含めた原因及び病態の究明、治療法の確立に資する臨床疫学研究)研究班)
https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/003_center/0008_basis/zensu_5/AFP_tebiki_202503.pdf

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