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【参考資料3】第2回検討会資料 (80 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31441.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会(第3回 2/27)《厚生労働省》
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2.救急救命士法改正の効果の検証
【医療機関内においても救急救命士の業務を可能とした救急救命士法改正の影響に関する調査につい
て】

今回のアンケート調査は全国の救命救急センターを対象にという形になっている。高齢者救急の問題がある中で、
やはり、二次救急が主体で頑張っていかなくてはいけない。そういう意味で、実際に今回救急救命士の方々に助け
ていただきたいという現場は、1つは、救命センターも入るけれども、大事なところは、二次救急の現場ではない
か。そういう意味では、この救命センターだけを対象にするというのは、ちょっといかがなものか。これだと何か
変な形で救命センターに救命救急士の方を配置するのが先決なのかというようなイメージになるのではないか。
• 現在、救急救命士が医療機関の中で救急救命処置が実施できるようになったが、その実態が明らかになっていな
い。私たち救急救命士も、どこに何人いるかということも全く把握ができていない。令和5年度から医療施設の調
査ということで、救急救命士の項目が追加されるということで把握できると思うが、これを少し前倒しというよう
な形で検討していただければいかがか。
• ようやくスタートしたかなという段階であるため、このアンケート結果によって、何を得るかということに関し
ましても、まだ、いろいろな意味で時期尚早ではないか。200名を下る数しか病院には、まだ行っていない状況下で、
全国の300の救命センターが、こぞって雇うような話になってしまったら、もうそれだけで一掃されてしまう可能性
がある。我々が期待していた救急救命士の方の活躍ができなくなってしまうような状況に陥るのではないか。やる
なら二次救急に関してもしっかりとアンケートを同時にしていただくか、何かそういった方向性で行っていただけ
たらどうか。
• この救急救命士の方々の今後の医療界での活躍というのを非常に期待しているので、何か変な、間違った流れに
なるとまずい。いろいろな職種で、救急救命士さんが置き換わってやっていくということは、病院の中で出てきて
いる。救急現場では、依頼を受けるのが救急救命士になっているところの病院も、どんどん増えてきている。そう
すると、ドクターにもタスクシフティングという形になるし、看護師にとっても、多くの内容を救急救命士が代わ
りにやっていただけるような状況が生まれてくるのではないか。いろいろな面でのプラス効果がはっきりと出てき
た時点で評価をすべきではないか。


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