医療系ベンチャー振興のための取組
⚫ 医薬品・医療機器分野のベンチャー（医療系ベンチャー）を育てる好循環（ベンチャーのエコシステム）の確立に向け、「医療のイノベーションを担
うベンチャー企業の振興に関する懇談会」を平成27年12月より開催し、平成28年７月に報告書が取りまとめられた。

⚫ 報告書における提言内容を実行するため、体制の整備や予算等の措置を行い、医療系ベンチャーを支援するための各種の取り組みを推進している。

報告書における振興方策のための３つの柱と、具体的な取り組み
エコシステムを構成する人材育成と
交流の場づくり

「オール厚労省」でのベンチャー
支援体制の構築

⚫ 平成30年２月に「医療系ベンチャー・トータル
サポート事業（MEDISO）」を立ち上げ、アカ
デミアやベンチャー企業が有するシーズを実用化
につなげるための相談対応など総合的な支援を
実施

⚫ 医政局経済課に「ベンチャー等支援戦略室」を
設置（平成29年４月）

エコシステムを醸成する制度づくり
⚫ 革新的医薬品の早期承認制度の導入
（平成29年７月）
⚫ 革新的医療機器の早期承認制度の導
入（平成29年10月）

⚫ 革新的医療機器・再生医療等製品の承
認申請にかかる相談料・審査手数料に係
る減免措置を実施（平成29年度～）

⚫ 大手企業等のキーパーソンとベンチャーのマッチン
グに資するイベント「ジャパン・ヘルスケアベン
チャー・サミット（JHVS）」 の開催（平成29
年から６回実施）

⚫ PMDAに「イノベーション実用化連携相談」を開
設（平成30年４月）
⚫ 臨床研究中核病院にベンチャー支援部門を設
置（令和４年４月時点で14病院）
⚫ ベンチャー支援施策の有効性を検証するための
会議体である「医療系ベンチャー振興推進会
議」を定期的に開催
等

振興方策を強化するための取組（令和４年度）
１．医療系ベンチャー・トータルサポ－ト事業（MEDISO）の拡充
知財管理、薬事申請、経営管理、海外展開等、医療系ベンチャーが各開発段階で抱える課題について相談対応や事業戦略の策定等による支
援を行うとともに、医療系ベンチャーへのアカデミアや大手企業からの人材流動を促す事業を実施することにより、医療系ベンチャーのより一層の振興
を図る。
２．「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット（JHVS）」の開催
引き続き、パシフィコ横浜における「BioJapan」との共同によるマッチングイベントを開催し、ブースの出展。 シンポジウムの開催、ベンチャー支援プロ
グラムの実施等により、ベンチャーと大手企業や支援機関等とのマッチングの更なる推進を図る。
３．「医療系ベンチャー振興推進会議」による施策の検証
有識者による会議での議論を通じて、支援施策の効果の検証等を行い、改善につなげるPDCAサイクルの構築を図る。

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