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「医療保険制度の将来構想の検討のための調査研究Ⅰ(制度の変遷と将来構想の検討)検討委員会報告書」 (22 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 医療保険制度の将来構想の検討のための調査研究Ⅰ(5/17)《健康保険組合連合会》
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検 討委員の主なご意 見
● 高齢者像や医療の変化を踏まえると、包括的な健康管理による健康の維持
が医療費のコントロールにつながるため、療養費用を保証する機能だけで
なく、予防も含めた管理を担う保険者機能なども重要な論点である。
● データを活用し、事業主と連携した疾病予防や健康増進を図るなど、保健
事業へのタスクシフトが求められる場合、健保組合は規模も含めて効率化
や人材の確保を考える必要がある。
● 健保組合の現場ごとに特性に応じた対策を現場目線で企画立案できる人材
を、個々の組合がいかに確保し育成するのかは避けられない課題である。
● 社員をより健康にするために、健保組合はどのような役割を今後も果たし
ていくべきかという事業主の視点も含める必要がある。
● かかりつけ医の紹介や評価など、医療的側面も含めて評価ができる人材や
体制を整備することや、疾病管理やフォーミュラリ、保険者独自のサービ
スの質の向上のためにできることがあると思う。集団的なポピュレーショ
ンアプローチを行う点で被用者保険の健保組合がサポートする価値がある
と思う。

健康保険組合連合会の役割
● 健保組合がサービスを提供するようなアルゴリズムの開発などの役割が健
保連に求められるのではないか。
● 健保組合の規模は様々であるため、かかりつけ医とのコラボレーションな
どにおいて健保連は標準化できるような支援の仕組みを提示できると良い。
●「健保組合を支える健保連」として、医療保険制度のあり方の議論をリード
し、問題提起していくことが求められる役割だと思う。

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