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「医療保険制度の将来構想の検討のための調査研究Ⅰ(制度の変遷と将来構想の検討)検討委員会報告書」 (35 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 医療保険制度の将来構想の検討のための調査研究Ⅰ(5/17)《健康保険組合連合会》
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国 民 ・ 患 者 が 「 か か り つ け 医 」 を 持 て る よ う にす る た め に
人口減少と更なる高齢化により保険財政と医療資源が限界を迎え、医療の最適化は必須。さらに、コロナ禍で必要な医療を受けられない問
題が顕在化したことも踏まえれば、医療機能の分化・強化と連携に向けた改革として、「かかりつけ医」の制度・環境の整備は最重要課題。

かかりつけ 医の 制 度 は 「 国 民 ・ 患 者 の 選 択 」 が 前 提。 「 国 民 ・ 患 者 の 支 援 」 が 保 険 者 の 役 割。
地域医療連携の要となる共通の機能
 幅広い診療・相談
 情報の一元化
 他の医療機関と協力

機能の明確化

⇒ 医療機関の機能を認定する仕組みの創設

多様なニーズに応える機能





普段は受診しない方→健康維持
必要なのに未受診の方→医療につなげる
仕事や生活と治療を両立の方→継続的医療
治療に専念している方→健やかな療養生活

行政の取組み

 医療機能情報提供制度の充実等

届出・認定

患者のかかりつけ医が誰なのか他の医療関係者が知る
ことができれば、かかりつけ医が「地域医療連携の
要」としての役割を果たしやすい。

⇒ 国民・患者がかかりつけ医を任意で登録

選択

かかりつけ医の役割として、健康医療全般にわたる情
報の一元化や調整の窓口となることを想定した場合

医療関係団体・学会

 研修や認定の情報公開

医師の認定は医療団体の仕組みを活用。
医療機関の認定は、研修を修了した医師等の
配置、情報インフラ等の整備、付加的機能を
含めた実績―等が条件。
医師・医療機関ともに、地域医療連携のネッ
トワークを有することが必須。

可視化

保険者の取組み

 医療機関が有する機能を公開し、国民・患
者が自ら情報にアクセス【プル型】
 国民・患者のニーズに対応可能な医療機関
を個別に紹介【プッシュ型】
 成功事例を収集・情報共有【満足度調査】

かかりつけ医を国民・患者が探す際や、保険者が国
民・患者の選択を支援する際に、一定の機能を担保す
る証明があれば選択に役立つ。

患者と医師の信頼関係

⇒ 登録するかかりつけ医は「1人」

各保険者が自らの判断で、かかりつけ医と連携・協働することにより、それぞれの特性を踏まえて保健事業等を工夫できるようになる。
出典:令和4年11月8日「かかりつけ医の制度・環境の整備について〈議論の整理〉」(健保連)

か か りつけ 医 を ゲ ー ト キ ー パ ー と し た 地 域 連 携 グ ル ー プ の 参 考 と な り 得 る 制 度

出典:「地域医療連携推進法人制度について」(厚生労働省)

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