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「医療保険制度の将来構想の検討のための調査研究Ⅰ(制度の変遷と将来構想の検討)検討委員会報告書」 (58 ページ)
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公開元URL | https://www.kenporen.com/press/ |
出典情報 | 医療保険制度の将来構想の検討のための調査研究Ⅰ(5/17)《健康保険組合連合会》 |
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2040年に想定される医療・医療保険制度を取り巻く社会情勢の変化
進展する少子高齢化と深刻化する医療費の増大
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総人口減少のなか、団塊ジュニア世代が高齢化。65歳以上人口がピークに到達
高齢者のみ(単身を含む)世帯の増加。死亡数のピークが到来(多死社会)
医療の高度化が進み、革新的かつ高額な薬剤や技術が登場する
急速な高齢化や医療の高度化の影響で医療費が増大する。減少する現役世代では支え切れず、深刻
な財政危機に。医療ニーズも大きく変化する
より医療・介護ニーズの高い85歳以上人口が急増(約4割増)
医療・介護人材(外国人労働者を含む)の確保の必要性が高まる
経済成長は2018年の政府推計より鈍化し、国民医療費の対GDP比を押し上げる見通し
*2040年度のGDP→2018年政府推計=790.6兆円、健保連推計=722.3兆円(▲68.3兆円)(ベースラインケース)
*国民医療費対GDP→2018年政府推計=9.9%、健保連推計=10.1%(+0.2ポイント)(ベースラインケース、現
状投影ケース)
さらに、今後の経済変動、新興感染症の拡大など不測の事態の影響を受ける可能性も十分にある。
働き方の多様化と就労者像の変化
•
健康寿命が延伸し、元気な高齢者が増加する。社会参加や就業意欲も向上し、高齢者の就業率が上
昇する
女性の就業率が上昇し、すでに標準的になっている共働き世帯がさらに増加するなか、被扶養者は
減少する
非正規労働者の増加や副業、兼業、複数就労者、雇用類似の働き方、職場にとらわれない働き方が
増加する
働き方の多様化とともに、収入形態も多様化する
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医療・健康情報の管理・活用(レセプト、健診、カルテ、処方箋、情報プラットフォームの構築等)
医療、介護の各種データの活用推進
オンラインによる遠隔地間での予防、診断、治療など診療環境の変化
DXによる医療・介護の生産性向上と人材不足の改善
マイナンバーの基盤を活用した収入・資産の把握
3
マイナポータルを利用した健保組合と加入者の双方向の迅速なコミュニケーションが可能になる
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医療・健康情報の活用と個人を取り巻くデジタル環境の進展
新たな社会情勢への対応の視点
2040年の社会情勢の変化に対応すべく、
1. 医療ニーズの変化、医療費の増加にどのように対応するか
2. 多様な働き方の包摂と制度の持続性をどう確保するか
3. その時、健保組合に求められる役割はなにか
これら3つの視点から将来像を検討する
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進展する少子高齢化と深刻化する医療費の増大
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総人口減少のなか、団塊ジュニア世代が高齢化。65歳以上人口がピークに到達
高齢者のみ(単身を含む)世帯の増加。死亡数のピークが到来(多死社会)
医療の高度化が進み、革新的かつ高額な薬剤や技術が登場する
急速な高齢化や医療の高度化の影響で医療費が増大する。減少する現役世代では支え切れず、深刻
な財政危機に。医療ニーズも大きく変化する
より医療・介護ニーズの高い85歳以上人口が急増(約4割増)
医療・介護人材(外国人労働者を含む)の確保の必要性が高まる
経済成長は2018年の政府推計より鈍化し、国民医療費の対GDP比を押し上げる見通し
*2040年度のGDP→2018年政府推計=790.6兆円、健保連推計=722.3兆円(▲68.3兆円)(ベースラインケース)
*国民医療費対GDP→2018年政府推計=9.9%、健保連推計=10.1%(+0.2ポイント)(ベースラインケース、現
状投影ケース)
さらに、今後の経済変動、新興感染症の拡大など不測の事態の影響を受ける可能性も十分にある。
働き方の多様化と就労者像の変化
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健康寿命が延伸し、元気な高齢者が増加する。社会参加や就業意欲も向上し、高齢者の就業率が上
昇する
女性の就業率が上昇し、すでに標準的になっている共働き世帯がさらに増加するなか、被扶養者は
減少する
非正規労働者の増加や副業、兼業、複数就労者、雇用類似の働き方、職場にとらわれない働き方が
増加する
働き方の多様化とともに、収入形態も多様化する
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医療・健康情報の管理・活用(レセプト、健診、カルテ、処方箋、情報プラットフォームの構築等)
医療、介護の各種データの活用推進
オンラインによる遠隔地間での予防、診断、治療など診療環境の変化
DXによる医療・介護の生産性向上と人材不足の改善
マイナンバーの基盤を活用した収入・資産の把握
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マイナポータルを利用した健保組合と加入者の双方向の迅速なコミュニケーションが可能になる
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医療・健康情報の活用と個人を取り巻くデジタル環境の進展
新たな社会情勢への対応の視点
2040年の社会情勢の変化に対応すべく、
1. 医療ニーズの変化、医療費の増加にどのように対応するか
2. 多様な働き方の包摂と制度の持続性をどう確保するか
3. その時、健保組合に求められる役割はなにか
これら3つの視点から将来像を検討する
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