よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_具体的研究事項と横断的研究事項について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(4)新たな標準治療を創るための研究

構成員・参考人からの事前提出意見一覧②







10

11

12

現状と課題

今後の研究の方向性

医療の進歩により「がんになったその後の人生」が長く
なっている。これは今後もより顕著となるとことが予想
される。
支持療法及び緩和治療についても引き続き手薄にならな
いように、研究を進めていただきたい。

長期スパンでの患者のQOLを軸に、治療を評価していくような研究
が必要ではないか。(特に、小児がん、AYA世代のがん)

がん予防や生存率と栄養・食生活等のライフスタイルと
の関係について、科学的根拠が曖昧なものがある。(特
に、日本人の研究、とくに高齢者や乳がん以外のデータ
が少ないのでは)
乳がんは特に晩期再発があったり、治療からずいぶん
たっても副作用が出てくるなど生存率が伸びたからこそ
の『長期予後』の視点の研究が急務
運動は再発予防となる、などエビデンスが出てきている
が栄養・食事・サプリなどは科学的根拠があいまいなも
のが多く、長期生存が可能となったがん種の方は特に騙
されやすい。
効果はあるけれども簡単に受けられない治療があり、副
作用のコントロールなどの理由から医療機関によって受
けられなかったりするものがある。

中間評価にあるように、支持療法及び緩和治療について、ここ数年
で方法論や評価指標が確立されつつあり、研究を推進する基盤の整
備が進み、いくつかの研究が開始されつつある。引き続き、標準的
な支持療法、緩和治療を開発する研究を進めていくべき。
多様ながん種、年齢層及び我が国に合ったデータを用い、有効性に
ついて、より科学的根拠を確立していくことが必要ではないか。

乳がんに関しては年齢を閉経前(50歳未満)・若年層に限定した
研究を進めてはどうか。閉経前、閉経後で治療が異なる場合もあり、
その治療も対策も個別化されるべきではないかと考える。
治療の一環として、、どれくらいの強度の運動がベストだ、とか〇
〇をどれくらい、〇〇をどれくらいとる、バランスのよい食事がリ
スクを減らす、などの科学的根拠を熱望する。乳がんであればイソ
フラボン問題やホルモン作用のアロマオイルに至るまで悩ましいも
のが多数世の中に存在する。
標準治療の中に各種薬があるが、その優劣はまさに個別化。効くの
も効かぬのも患者にとってはゼロか100か。Ki67や腫瘍マー
カーがあてになりません、と書かれるのは患者的にはどうすればい
いのかと思う。それによって必要のない精密検査や必要のない不安
にかられたり、逆に見つからない、という悲劇も呼ぶ。初発・再発
問わず、正しいバイオマーカーを患者は望んでいる。再発は早く見
つけても生存率は変わりません、といわれ続ける世の中はこの10
年で終わりにしてほしい。『あてになるマーカーを研究を』
20