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資料1_具体的研究事項と横断的研究事項について (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》
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(9)各柱にまたがる「横断的事項」について

②がんゲノム医療に係る研究

構成員・参考人からの事前提出意見一覧①
現状と課題

今後の研究の方向性



重要な分野として定着しつつあるように見える。



全ゲノム解析を研究から実装に向けてのロードマップの作成が必要

ゲノムデータの蓄積、共有と治療介入データなどとの
統合が重要になると考える
全ゲノム解析実装を評価する大規模臨床研究(できれ
ば今後5年以内で)



がんゲノム解析をもっと早期に導入して、治療の最適化に努める必
要があります。特にステージの高いがんや難治がんでは全例のゲノ
ム解析と臨床情報の経時的な集積が重要です。
全ゲノム解析のがん医療への導入のための研究(AMED革新がん
等)が進捗しているが、解析費用が大きいこと、質の高い臨床情報
を付与した臨床検体が少ないこと、患者還元にあたって遺伝性疾患
の情報開示など課題がある。





がんゲノム医療に係る研究について、「複数の遺伝子パネル検査が
製造販売承認されるなど、がんゲノム医療の提供体制が段階的に整
備」とあり、2019年5月に「がん遺伝子パネル検査」が保険収載さ
れた。しかし、1996年の生命保険会社9社の遺伝子研究会の見解に
おいて「遺伝子検査が通常(の医療行為として)行われるようになっ
たら、(加入者の)危険測定の資料を得る目的から、遺伝子検査の結
果を採用できる。」とする報告書をまとめている事実がある。

(一部再掲)
1.ゲノム解析技術の開発
2.臨床試験の患者検体を用いたTR研究としての全
ゲノム解析の促進
3.循環腫瘍DNAのような血中の微量の分子を検出で
きる技術による新たながん検診の開発
4.全ゲノム解析によるがんを含む種々の疾患の発
見・発症リスク評価による新たな検診の開発(単一
遺伝性疾患と多遺伝性疾患の両面で)
5.発がんの遺伝因子と環境因子(生活習慣、喫煙や
飲酒含む)を中長期的に研究して、新たながん1
次・2次予防の在り方を検討する。
がんの本態解明において遺伝子研究は不可欠との認識
の上で、民間保険サービスとの関係、患者となること
で生じる可能性のある不利益に配慮した研究のあり方
を検討すべきである。

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