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資料1_具体的研究事項と横断的研究事項について (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html |
出典情報 | 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》 |
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(9)各柱にまたがる「横断的事項」について
⑤ AI等新たな科学技術
第4期がん対策推進基本計画等における関連した記載②
統合イノベーション戦略 2023(令和5年6月閣議決定)
2.科学技術・イノベーション政策の3つの基軸
(1)先端科学技術の戦略的な推進
① 重要技術の国家戦略の推進と国家的重要課題への対応
(重要分野の戦略的対応の強化)
健康・医療
• 「全ゲノム解析等実行計画2022」(2022年9月策定)を着実に推進し、質の高い医療を届けるため、がんや難病患者から得られる
全ゲノムデータ等を搭載した質の高い情報基盤を構築し、民間企業やアカデミア等へその利活用を促すことにより、新規治療法等の
開発を目指す。解析結果等の速やかな日常診療への導入や新たな個別化医療の実現も推進し、こうした取組の運用を担う事業実施組
織の設置に向けた検討を進める。
「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価)
• 近年、AI やウェアラブル機器等の科学技術が急速に発達し、様々な分野で実用化が進められている。がん領域では、AI については、
リアルワールドデータやオミックス解析等における膨大なデータの解析への利用、放射線検査や病理検査、内視鏡検査等の画像診断の
支援への利用等が想定される。AI を利用したデータ解析については、AI が解析しやすいようにデータを収集する必要があることから、
国際的な動向も踏まえ、臨床情報や病理画像情報等 AI の基盤の情報を標準化し、適切にデータ収集を進める必要がある。ウェアラブ
ル機器については、がん予防における行動変容への利用や、医療従事者による評価ではなく、患者の主観による評価である患者報告ア
ウトカム(Patient Reported Outcome、以下「PRO」という。)における情報収集への利用等が想定される。つまり「研究開発を効
率的に進めるための技術」と「国民生活や臨床現場で利用する技術」とが想定され、前者は基盤整備の観点から重要であり、後者はが
ん予防、がんとの共生の観点、医療従事者の負担軽減の観点から重要である。AI やウェアラブル機器等を組み合わせた手術や手技の
ナビゲーションシステムを開発することで、より安全で、より低侵襲な手術や手技が可能となることが期待される。
• 科学技術については、戦略の後半期間においても、大きく進歩することが予想される。これらの技術を柔軟に取り入れつつ、がん研究
を推進すべきである。
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⑤ AI等新たな科学技術
第4期がん対策推進基本計画等における関連した記載②
統合イノベーション戦略 2023(令和5年6月閣議決定)
2.科学技術・イノベーション政策の3つの基軸
(1)先端科学技術の戦略的な推進
① 重要技術の国家戦略の推進と国家的重要課題への対応
(重要分野の戦略的対応の強化)
健康・医療
• 「全ゲノム解析等実行計画2022」(2022年9月策定)を着実に推進し、質の高い医療を届けるため、がんや難病患者から得られる
全ゲノムデータ等を搭載した質の高い情報基盤を構築し、民間企業やアカデミア等へその利活用を促すことにより、新規治療法等の
開発を目指す。解析結果等の速やかな日常診療への導入や新たな個別化医療の実現も推進し、こうした取組の運用を担う事業実施組
織の設置に向けた検討を進める。
「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価)
• 近年、AI やウェアラブル機器等の科学技術が急速に発達し、様々な分野で実用化が進められている。がん領域では、AI については、
リアルワールドデータやオミックス解析等における膨大なデータの解析への利用、放射線検査や病理検査、内視鏡検査等の画像診断の
支援への利用等が想定される。AI を利用したデータ解析については、AI が解析しやすいようにデータを収集する必要があることから、
国際的な動向も踏まえ、臨床情報や病理画像情報等 AI の基盤の情報を標準化し、適切にデータ収集を進める必要がある。ウェアラブ
ル機器については、がん予防における行動変容への利用や、医療従事者による評価ではなく、患者の主観による評価である患者報告ア
ウトカム(Patient Reported Outcome、以下「PRO」という。)における情報収集への利用等が想定される。つまり「研究開発を効
率的に進めるための技術」と「国民生活や臨床現場で利用する技術」とが想定され、前者は基盤整備の観点から重要であり、後者はが
ん予防、がんとの共生の観点、医療従事者の負担軽減の観点から重要である。AI やウェアラブル機器等を組み合わせた手術や手技の
ナビゲーションシステムを開発することで、より安全で、より低侵襲な手術や手技が可能となることが期待される。
• 科学技術については、戦略の後半期間においても、大きく進歩することが予想される。これらの技術を柔軟に取り入れつつ、がん研究
を推進すべきである。
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