よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_具体的研究事項と横断的研究事項について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(4)新たな標準治療を創るための研究

第4期がん対策推進基本計画等における関連した記載
第4期がん対策推進基本計画

4.これらを支える基盤の整備
(1)全ゲノム解析等の新たな技術を含む更なるがん研究の推進
• 関係省庁が協力し、多様な分野を融合させた先端的な研究を推進することにより、治療法の多様化に向けた取組をより一層推進する。

「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価)

• がん治療の効果の評価のみならず、QOLに重点をおいた評価も重要であり、QOLを高く維持できる標準治療の研究を進めるべきある。
また、治療終了から長い時間が経った後に顕在化するがん治療の副作用もあり、長期予後も視野に入れた研究も推進すべきである。
• 支持療法及び緩和治療について、ここ数年で方法論や評価指標が確立されつつあり、研究を推進する基盤の整備が進み、いくつかの研
究が開始されつつある。引き続き、標準的な支持療法、緩和治療を開発する研究を進めていくべきである。

• がん終末期にしばしば経験する悪液質については、がん患者の QOLの観点から、その対策が求められているが、悪液質の研究に係る
評価モデル系が十分確立していないため、同分野の研究を進める上での障害となっている。悪液質の研究を進めるに当たり、評価モデ
ル系の構築とその臨床的有用性の検証を行うべきである。
• 運動や栄養・食生活等のライフスタイルが、がんの再発予防や生存率等と関連することについて、科学的に明らかにされてきた一方で、
科学的根拠が曖昧なものもある。がんの治療の一環として、身体活動・運動の増加や栄養・食生活改善等が有効であるかどうかについ
て、引き続き、しっかりと科学的根拠を確立するための研究を推進すべきである。
• 効果としては優れているものの、非常に高額な薬剤や治療法が出現している。より良い治療を普及させつつ、患者負担の軽減及び医療
経済の観点から、奏功率がより高い治療薬の開発や、治療効果の高い患者の同定法の開発等を含め、コストダウンに資する研究を推進
すべきである。

21