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資料2:「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案)」に関する御意見及び当該意見に対する考え方 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html |
出典情報 | 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》 |
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No.
意見箇所
御意見
御意見に対する考え方
第三の一
3交代勤務や2交替の精神的肉体的疲労は、かなり激しいです。夜間スタッフの負担が大きく、夜勤勤務スタッフを増やす、夜勤勤務
ご指摘の点につきましては、第三の一で、夜勤等の業務負担の軽
手当をしっかり保証する、翌日の勤務への配慮が必要だと思います。看護師の勤務はかなりハードなので、週三勤務くらいが望ましいと
減及び業務の効率化として、看護師等の負担に配慮した夜勤体制の
思います。これが実現出来るスタッフ人数が確保され、給料面が保証されるなら、潜在看護師の数が減ると思いますし、離職者が確実に
構築に向けて積極的に努力することが必要である旨を明記していま
減ると思います。働き方が選べ、きちんと賃金に反映されるなら、看護師は良い仕事だと思います。働き方を固定され、休みもとれず、
す。
安い賃金で働くとなると、自己犠牲が大きくなり、結局働き続けられなくなります。
65
第三の一
ご指摘の点につきましては、第三の一で、3交代制の場合は、複
看護師等が働き続けていくには、夜勤の負担軽減は不可避である。現行の指針において、3交代制の場合は夜勤8回以内となっている
数を主として月8回以内の夜勤体制の構築に向けて、引き続き積極
が、診療報酬における夜勤は平均72時間以内の要件があるため、多くの看護師の夜勤時間は64時間以内となっていない。夜勤の回数につ
的に努力する必要があるとともに、看護体制が多様化する中で、そ
いては、3交代制の場合は、診療報酬上の要件ではなく、複数人で8回以内の根拠となっている1965年の人事院判定が基本であることを
の他の看護体制においても、看護師等の負担に配慮した夜勤体制の
明確にすべきである。また、看護師の夜勤は変則2交代(12時間など)などの形態もあることから、夜勤回数ではなく夜勤時間(64時間
構築に向けて積極的に努力することが必要である旨を明記していま
以内/月)へ見直す必要がある。
す。
66
第三の一
休憩については、医療現場では夜勤に限らず日勤帯においても多忙な業務や人員不足により、法律で定められる休憩時間を取得できな ご指摘の点につきましては、第三の一で、夜勤等の業務負担の軽
い現状がある。医療事故を防ぐ観点からも、休憩時間を設けることはもとより、休憩が確実に取得できる労働環境整備を求めたい。
減及び業務の効率化を掲げており、また、第七の三で、看護師等の
また、労働基準法で定められた休憩が取得できない中で、仮眠時間を設定することはさらに困難な実態がある。夜勤労働の負担軽減に 確保を図るための看護補助者による業務実施の推進を掲げていま
あたっては仮眠時間の確保が重要であることから、夜勤者の増員や看護補助者の配置、夜勤業務の見直しを行うことが必要と考える。
す。
第三の一
夜勤等の業務負担軽減を確実に実現するために以下を「規制」する。3交代は、月8回を上限。2交代は月4回を上限。また、夜勤の
労働時間を「平均」72時間ではなく「上限」72時間となるように人員配置するべき。
上記を実現するにあたり、夜勤をする看護師の週労働時間を、基本給(俸給)を変えずに日勤の労働者(看護師等)より短くする。 ご指摘の点につきましては、今後の政策検討の参考にさせていた
(例 週38時間45分を週30時間前半にする)
だきます。
理由
今回の基本的な方針でもある「処遇改善」は退職することなく「働き続けられる」ことが重要であり、夜勤負担の軽減は極め
て重要。
第三の一
現在、私は53歳です。23歳で看護師として働いてきました。結婚して子供が生まれ、そして育てていくなかで色んな制度を活用し子供
を育て上げることが出来ました。また、親の介護が必要な時にも利用できる制度を使い、自身の親を看取ることが出来ました。ライフス
ご指摘の点につきましては、第三の一で、夜勤は、看護師等が勤
タイルにあわせた制度を活用できることに感謝しています。
務する上で大きな負担となっており、看護師等の継続勤務を促進す
しかし、自分自身が、50代に入ったときに、夜勤を8回こなす体力の限界も感じています。国家公務員であるがゆえに就業規則に沿っ る上では、その負担の軽減が必要である旨を明記しています。
て夜勤をしていますが、夜勤をすることで心身に弊害をもたらすことも指針のなかにいれて欲しいと願います。
第三の一
勤務間インターバルについては、現行の診療報酬では、夜間の看護配置に係る評価及び業務管理等の施設基準において「11時間以上の
勤務間隔の確保」の項目がある。これにより、現場では勤務間インターバル確保のため、2交代勤務(夜勤1回あたり16時間以上)を導
入している病院が53.8%であり、増加している(7月7日「第2回医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師等確保基本指針検討部
会」資料より)。2交代勤務による長時間夜勤は心身への負担が多く、健康リスクが高まる。世界的にみても日本のような長時間夜勤に
ご意見を踏まえ、看護師等を確保し、就業継続を推進していくた
支えられた医療提供体制は稀である。勤務間インターバルの確保がかえって、看護師等の長時間夜勤や、労働負荷を高める結果につなが
めに、労働時間短縮を進める必要がある旨記載します。
らないよう配慮するべきである。
また手術室や内視鏡室、放射線科では、緊急処置のため時間外労働や夜間の呼び出しがあった場合には、勤務間インターバルの確保が
難しい状況がある。夜勤や時間外労働が多い病院職場においても、勤務間インターバルが確保できるように、人員増や所定労働時間の短
縮など検討が必要と記載することを求める。
第三の一
待遇面での改善が必要です。
・残業には全て賃金を支払う(更衣を含む)
・長時間労働の改善
・有給消化の徹底
・勤務体制の強化
64
67
68
69
70
ご意見を踏まえ、看護師等を確保し、就業継続を推進していくた
めに、労働時間短縮を進める必要がある旨記載します。また、その
他のご指摘の点につきましては、第三の四で、勤務環境の改善を掲
げています。
11
意見箇所
御意見
御意見に対する考え方
第三の一
3交代勤務や2交替の精神的肉体的疲労は、かなり激しいです。夜間スタッフの負担が大きく、夜勤勤務スタッフを増やす、夜勤勤務
ご指摘の点につきましては、第三の一で、夜勤等の業務負担の軽
手当をしっかり保証する、翌日の勤務への配慮が必要だと思います。看護師の勤務はかなりハードなので、週三勤務くらいが望ましいと
減及び業務の効率化として、看護師等の負担に配慮した夜勤体制の
思います。これが実現出来るスタッフ人数が確保され、給料面が保証されるなら、潜在看護師の数が減ると思いますし、離職者が確実に
構築に向けて積極的に努力することが必要である旨を明記していま
減ると思います。働き方が選べ、きちんと賃金に反映されるなら、看護師は良い仕事だと思います。働き方を固定され、休みもとれず、
す。
安い賃金で働くとなると、自己犠牲が大きくなり、結局働き続けられなくなります。
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第三の一
ご指摘の点につきましては、第三の一で、3交代制の場合は、複
看護師等が働き続けていくには、夜勤の負担軽減は不可避である。現行の指針において、3交代制の場合は夜勤8回以内となっている
数を主として月8回以内の夜勤体制の構築に向けて、引き続き積極
が、診療報酬における夜勤は平均72時間以内の要件があるため、多くの看護師の夜勤時間は64時間以内となっていない。夜勤の回数につ
的に努力する必要があるとともに、看護体制が多様化する中で、そ
いては、3交代制の場合は、診療報酬上の要件ではなく、複数人で8回以内の根拠となっている1965年の人事院判定が基本であることを
の他の看護体制においても、看護師等の負担に配慮した夜勤体制の
明確にすべきである。また、看護師の夜勤は変則2交代(12時間など)などの形態もあることから、夜勤回数ではなく夜勤時間(64時間
構築に向けて積極的に努力することが必要である旨を明記していま
以内/月)へ見直す必要がある。
す。
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第三の一
休憩については、医療現場では夜勤に限らず日勤帯においても多忙な業務や人員不足により、法律で定められる休憩時間を取得できな ご指摘の点につきましては、第三の一で、夜勤等の業務負担の軽
い現状がある。医療事故を防ぐ観点からも、休憩時間を設けることはもとより、休憩が確実に取得できる労働環境整備を求めたい。
減及び業務の効率化を掲げており、また、第七の三で、看護師等の
また、労働基準法で定められた休憩が取得できない中で、仮眠時間を設定することはさらに困難な実態がある。夜勤労働の負担軽減に 確保を図るための看護補助者による業務実施の推進を掲げていま
あたっては仮眠時間の確保が重要であることから、夜勤者の増員や看護補助者の配置、夜勤業務の見直しを行うことが必要と考える。
す。
第三の一
夜勤等の業務負担軽減を確実に実現するために以下を「規制」する。3交代は、月8回を上限。2交代は月4回を上限。また、夜勤の
労働時間を「平均」72時間ではなく「上限」72時間となるように人員配置するべき。
上記を実現するにあたり、夜勤をする看護師の週労働時間を、基本給(俸給)を変えずに日勤の労働者(看護師等)より短くする。 ご指摘の点につきましては、今後の政策検討の参考にさせていた
(例 週38時間45分を週30時間前半にする)
だきます。
理由
今回の基本的な方針でもある「処遇改善」は退職することなく「働き続けられる」ことが重要であり、夜勤負担の軽減は極め
て重要。
第三の一
現在、私は53歳です。23歳で看護師として働いてきました。結婚して子供が生まれ、そして育てていくなかで色んな制度を活用し子供
を育て上げることが出来ました。また、親の介護が必要な時にも利用できる制度を使い、自身の親を看取ることが出来ました。ライフス
ご指摘の点につきましては、第三の一で、夜勤は、看護師等が勤
タイルにあわせた制度を活用できることに感謝しています。
務する上で大きな負担となっており、看護師等の継続勤務を促進す
しかし、自分自身が、50代に入ったときに、夜勤を8回こなす体力の限界も感じています。国家公務員であるがゆえに就業規則に沿っ る上では、その負担の軽減が必要である旨を明記しています。
て夜勤をしていますが、夜勤をすることで心身に弊害をもたらすことも指針のなかにいれて欲しいと願います。
第三の一
勤務間インターバルについては、現行の診療報酬では、夜間の看護配置に係る評価及び業務管理等の施設基準において「11時間以上の
勤務間隔の確保」の項目がある。これにより、現場では勤務間インターバル確保のため、2交代勤務(夜勤1回あたり16時間以上)を導
入している病院が53.8%であり、増加している(7月7日「第2回医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師等確保基本指針検討部
会」資料より)。2交代勤務による長時間夜勤は心身への負担が多く、健康リスクが高まる。世界的にみても日本のような長時間夜勤に
ご意見を踏まえ、看護師等を確保し、就業継続を推進していくた
支えられた医療提供体制は稀である。勤務間インターバルの確保がかえって、看護師等の長時間夜勤や、労働負荷を高める結果につなが
めに、労働時間短縮を進める必要がある旨記載します。
らないよう配慮するべきである。
また手術室や内視鏡室、放射線科では、緊急処置のため時間外労働や夜間の呼び出しがあった場合には、勤務間インターバルの確保が
難しい状況がある。夜勤や時間外労働が多い病院職場においても、勤務間インターバルが確保できるように、人員増や所定労働時間の短
縮など検討が必要と記載することを求める。
第三の一
待遇面での改善が必要です。
・残業には全て賃金を支払う(更衣を含む)
・長時間労働の改善
・有給消化の徹底
・勤務体制の強化
64
67
68
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ご意見を踏まえ、看護師等を確保し、就業継続を推進していくた
めに、労働時間短縮を進める必要がある旨記載します。また、その
他のご指摘の点につきましては、第三の四で、勤務環境の改善を掲
げています。
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