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資料2:「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案)」に関する御意見及び当該意見に対する考え方 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》
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No.

30

意見箇所

第二

御意見

御意見に対する考え方
ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
します。

ハラスメント体制を整えてほしいです。

第二

看護学生時代、実習先での指導看護師からのハラスメント(暴言、無視など)が大きなストレスとなっていました。実習期間の課題の
量は、睡眠時間や食事時間もまともに確保できないほどに膨大です。実習先では教員や指導看護師から厳しい指導を受けます。ときに
は、人格を否定するような厳しい言葉で罵倒されることもあります。ほぼ全員の学生が、心身の不調を訴えながら実習に向かっていまし
た。最終学年では、クラスの約2割が休学・退学していきました。かろうじて卒業できた学生であっても、学生時代のストレスをきっか
ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
けに慢性的な不調を抱え、同期のうち半数が一年以内に休職・離職していきました。SNSなどの意見を見るに、どこの学校・病院でも同
導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
様のハラスメントが起きているようです。看護学校・臨地実習の厳しさは、確実に新人看護師の離職率にも影響を与えていると思いま
防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
す。
します。
わたしは現在、総合病院の病棟職員として働いています。病棟としても、仕事量に対する看護師の人数が足りません。通常看護業務に
も手が回り切らない中で、学生指導まで丁寧にこなせるほどの余裕はありません。どれだけ教育カリキュラムを充実させても、現場の看
護師のマンパワー不足を軽減しないことには、看護学生が安心して実習で学べる環境は整わないでしょう。
患者様の健康のため頑張るほどに、自己の健康が保てません。一刻もはやい処遇改善を求めます。

32

第二

看護師の数を確保、将来的に多数獲得するにあたって、看護業界の職場環境や教育環境(学校など)を改善するべきだ。
看護師や看護師見習い(学生)からの通報システムや第三者による調査委員会も必要だと思う。教育者としての人格が欠如した教師
ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
も、看護学校から排除すべきだ。
導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
改善がみられない者からは、免許資格のはく奪も必要だと思う。パワハラ、モラハラ、セクハラのない環境と監督が必要。食品衛生の
防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
ように、合格ラインを下回る場合や抜き打ち検査による改善が見込まれなかった場合には、営業停止という厳しい措置も講ずるべき。命
します。
を扱う現場がクソであればあるほど、ヒヤッとするトラブルも増し、医療事故や誤診により、患者も安心して生活ができなくなる。医療
業界、ひいては看護業界がクリアになればなるほど、医療費の削減にも繋がるだろうと思う。改善を願う。

33

准看護師制度の見直しについてです。指針でも大学・大学院の充実など、看護師等の資質向上に向けた教育制度の充実の必要性につい
て触れられている通り、看護師等に求められる役割は看護師・准看護師の制度ができたころとは随分変わってきています。諸外国にも日
ご指摘の点につきましては、今後の政策検討の参考にさせていた
第二の一(一) 本の准看護師に相当する資格は存在しますが、異なるのは「看護師」と「准看護師」の資格によって職務の範囲や働ける場所に明確な違
だきます。
いがあることです。人材確保という点では准看護師の活躍も必要ですが、2年間の学習では現在の高度医療を担うに十分な知識や技術を
身に着けることは困難で、患者安全の視点から、そして働く准看護師の安全という点で大きな課題があると考えます。

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「准看護師問題」は私自身が看護職を目指すことになった約40年前から一つも解決していません。それはさておき、近年の高等学校進
学率からして基礎学歴は高等学校卒業(卒業程度検定も含めて)とすべきです。医療職にあって多様な養成経路があって、基礎学歴が中
学校卒業となっているのは看護職位です。医療の高度化をうたうのであれば、ここは最低限必要です。
近年看護系大学が多数設置されました。看護師教育内容が充実されるのは、大変喜ばしいことです。ただ看護師以外の資格について
「上乗せ」をいうのであれば学部養成は中止すべきです。看護師養成3年+「保健師」「助産師」それぞれ1年以上となり、合わせてす ご指摘の点につきましては、今後の政策検討の参考にさせていた
第二の一(一)
でに4年以上です。学士教育を加えると総単位数が増え学生に負担が大きいです。「保健師」「助産師」国家試験受験に際し、「看護師 だきます。
籍登録番号」を必ず入れさせることで、おのずと養成方法も学部では出来なくなります。「特定行為」についても学部養成に加えること
も非常に厳しいものがあると考えられます。
社会人入学について、以前は学位取得及び「保健師」等の資格目的での編入でしたが、近年すでに医療系ではない大学を卒業してで看
護師を目指す方々がいらっしゃいます。

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