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資料2:「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案)」に関する御意見及び当該意見に対する考え方 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》
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No.

意見箇所

御意見

御意見に対する考え方

178

第三の五

職場環境の改善として、パワハラやセクハラへの監視体制の強化、メンタルヘルスのケア、看護師間のコミュニケーションの活発化な
ご指摘の点につきましては、第三の四で、ライフステージに対応
どの取り組みを進めることで、看護師が安心して働ける環境を構築します。育児休暇や保育所の設置など、看護師のライフステージや
した働き方を可能にする相談体制や環境整備を進めていくことの重
ニーズに合わせた福利厚生の拡充も重要です。これにより、長期的な雇用の促進やワークライフバランスの保護、健康的な勤務体系の確
要性を掲げており、病院等においては、仕事と育児の両立支援に向
立が期待されます。看護師の技能や経験を正しく評価し、給与や昇進の機会を提供することでモチベーションを維持する目的がありま
けた環境整備を推進していくことが重要である旨を明記していま
す。病院や看護学校との連携を強化し、実習の質を向上させることで、看護師のキャリア形成を支えます。看護師の声を反映した業務改
す。また、第三の五で、安心して相談できるよう、看護師等以外の
善の推進や継続的な教育・研修を通じて、職場での満足度を高め、長期的なビジョンを共有することを目指します。
者によるパワーハラスメントの相談窓口を設けることなどの対策を
最終的に、この一連の取り組みは、看護師の専門性とモチベーションを高めることで、最高品質の医療サービスを提供することを目的
明記しています。
としています。

179

第三の五

ご指摘の点につきましては、第五の五で、訪問看護における看護
27ページ3~5行目の訪問看護における対策の必要性はもっと詳しく記載を求める。訪問看護のニーズが増える中で、より具体策を示 師等を推進していくことが重要である旨を明記しており、訪問看護
していくことが必要。
における看護師等の確保を推進する中で、具体策が検討されること
も含まれると考えています。

180

第三の五

看護師が離職する理由として人間関係が最も多いと思います。同僚を脅かさない、心理的安全をお互いに保障するのは当然のことであ
ご指摘の点につきましては、今後の政策検討の参考にさせていた
り、看護師自身が安心、安全でなければ提供される看護の質は低下します。心理的安全に関する研修を義務化するとともに、看護師の免
だきます。
許はその研修をクリアできなければ更新できないという更新制の導入を検討されたらよいと思います。

181

第三の五

ご指摘の点につきましては、第三の四で、ストレスチェック制度
医療従事者は「バーンアウト」が起こりやすい職種であることが指摘されている。メンタルヘルス不調を含む、様々なストレスによる
の実施が努力義務とされている当該規模に該当しない病院等におい
医療従事者の離職を防ぐため、法律上対象外であってもストレスチェックを積極的に進める旨を掲載するべきである。また、ストレス
ても、積極的にストレスチェック制度を実施していくことが望まし
チェックにより、メンタルヘルス不調の可能性が高いことが明らかとなった職員へは早急に適切な対応がはかられるよう求める。
旨を明記しています。

182

第三の五

指針案では、看護師確保のため各種改善項目が記載されているが、医療現場は慢性的な人員不足や慣行により労働基準法などの法令が
ご意見を踏まえ、看護師等の雇用管理改善により、看護師等の処
守られていない実態が見られる。法令違反が存在する状態では、さらなる改善に向けた取り組みを行うことは難しい。まずは、すべての
遇改善を図る必要がある旨記載します。
医療機関が関連法令を順守することが重要であることを強調し、この点を指針に記載することを求める。

183

第三の五

就業にあたり必要な患者情報を収集することは業務の一環と考えられるが、その時間は労働時間に含まれず就業時間開始前にサービス
前残業として行うことが慣例となっている。
ご意見を踏まえ、看護師等の雇用管理改善により、看護師等の処
休憩時間がその時の状況により変化することは仕方がないことであるが、急変等で休憩が取れなかった場合の対応がされていない施設 遇改善を図る必要がある旨記載します。
が多く、時間内サービス残業として取り扱われるケースが多い(時間内残業として残業代を支払うなどの決まりを作ってほしい)。

184

第三の五

前残業の必要性および残業代の支払いについて
各勤務の始業前に情報収集や点滴準備等のために早めに出勤している現状があるが、それに対する残業代は支払われていない現状があ ご意見を踏まえ、看護師等の雇用管理改善により、看護師等の処
る。そもそも始業後に情報収集や点滴準備をすればいいもののそれでは業務がまわらないことから、業務の見直しおよび適正な労務管理 遇改善を図る必要がある旨記載します。
を行うことが必要と考える。

第三の五

労働法も遵守しない、看護師の人権も保護しない、現場の病院で働く看護師たちはこういった被人道的な考えを持った上司らに苦しめ
られ疲弊し退職していくのです。どんなに立派な指針を作成してもムダな事と思います。
ご意見を踏まえ、看護師等の雇用管理改善により、看護師等の処
悪烈な労働環境の改善を行い、看護師とは専門職であり、決して患者の治療の世話係ではない道筋にしてほしいと思います。
遇改善を図る必要がある旨記載します。
指針に対する全体的な意見は現場を知らなさすぎで昭和時代のままであると思います。今は令和です。もっと現場の看護師の意見を聴
取して下さい。看護師たちの人権を大切にして下さい。

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